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小倉北区にある住環境に優れた穴場
金鶏団地

北九州市の中心市街地・小倉。その北区の閑静な住宅街に「金鶏団地」があります。交通のアクセスが良好で、生活利便施設が揃い、子育て環境や教育施設も充実。優れた住環境にもかかわらず、家賃はそう高くありません。そんな意外と知られていない注目の穴場、金鶏団地をご紹介します。

歴史と発展。新旧が同居する金鶏町

新幹線も停車する九州の玄関口である小倉駅でバスに乗り換え、約20分で「歯大前バス停」へ。そこから、徒歩約5分で金鶏団地に到着します。団地の名前にもなっている金鶏町の界隈には、安産・子育てのご神徳を持つ神功皇后の和魂をお祀りする「到津八幡神社」や、奈良時代に起きた「藤原広嗣の乱」の舞台である「板櫃川古戦場」があり、古くからこの一帯が人々の行き交う交通の要衝となっていたことが伺えます。

金鶏町の名前の由来にも歴史が…?と思わず想像が膨らみますが、実は1930年代の旧国道3号線の着工に伴う土地区画整理の際に新たに付けられた町名です。当時の隣組長さんが新町名の名付け役を仰せつかって悩んでいたところ、詰所で将棋を指していた知人が発した地口「金桂香(錦鶏鳥)は唐のニワトリ」を偶然耳にして気に入ったことに由来しているといいます。

その後、1944年に「九州歯科医学専門学校(現・九州歯科大学)」が隣町の真鶴町に移転してきたことを機に町は発展。金・桂・香の持ち駒が揃って好機に恵まれた際の将棋地口に由来した町名の通り、新旧の文化が同居するなかで暮らしに嬉しい要素が揃った現在の街並みが形成されました。

穏やかさと利便性を両立する金鶏団地

金鶏町のランドマークとなっている九州歯科大学から、程近い距離にある金鶏団地。鉄筋コンクリート造の5〜8階建て4棟・総数128戸で構成されています。金鶏団地が穴場となっている理由は、大通りから1本奥にあり、近隣の住宅や公園と溶け込むように、住棟が密集せず建てられているため。つまり、利便性を兼ね備えたまま喧騒から離れて暮らすことができる好立地な団地なのです。

各住棟と併走するように桜の木々が植えられており、春は満開の桜を楽しむことができます。敷地内には遊具を備えた公園があり、近隣には大きなグラウンドを持つ「金鶏公園」や「新鶴公園」などもあります。団地のすぐそばに「到津保育所」と「泉台小学校」が構えられており、近隣には病院やクリニックが多数存在しているので、小さなお子さんがいるご家族も安心です。さらに自転車圏内には中学校や高校が複数あります。

動物園に美術館、歴史を重ねる神社など

徒歩約5分の場所には商業施設「アクロスプラザいとうづ」があり、スーパーマーケット・薬局・家電量販店・銀行などが入っています。付近には約90種480頭羽が暮らす市営の動物園「到津の森公園」、隣接して「北九州私立総合体育館」があり、さらに足を伸ばせば「北九州市立美術館」を訪れることもできます。

金鶏団地の近くを流れる全長約9.7kmの「板櫃川(いたびつがわ)」は、新日本三大夜景に数えられる「皿倉山」を源流とし、かつては中流域までが筑前国と豊前国の国境でした。現在は天然のアユが中流域まで遡上する自然豊かな川として人々の心を和ませています。その板櫃川に沿って、歴史を感じながら昔ながらの食堂や喫茶店、口コミで評判のパン屋さまざまな商店が点在する街並みを眺めて歩けば、1400年余りの歴史を誇る到津八幡神社に到着します。

このように団地周辺で散策を楽しむこともできますが、中心市街地へのアクセスも良好。最寄りのバス停から小倉駅や天神・中洲エリア方面に向かうバス便が頻繁に出ているので、通勤やお出かけでの移動もスムーズです。

※取材日(2021年7月)時点の情報になります

リノベーション住戸について

今回、MUJI×UR団地リノベーションプロジェクトが手掛けたのは、2プラン。どちらも過去に福岡県内の別の団地で実施しご好評いただいた、在宅ワークを想定したプランをベースにしています。

1つ目は「パントリーにもクローゼットにもなる空間」をコンセプトとする65.28m²・2LDKのお部屋です。入居者イメージは、小さなお子さんがいる3人家族。キッズスペースの近くにワークスペースを設けることで、お子さんの様子を見ながら在宅ワークができる環境を整えました。

2つ目は「押入ワークスペースがある暮らし」をコンセプトとする61.25m²・2LDKのお部屋です。入居者イメージは、20〜30代の若いご夫婦やお一人暮らしなど。セパレートできるワークスペースを設け、プライベートと仕事を切り分けたい方や自宅で仕事に集中したい方などにぴったりな空間となっています。

アクセス良好で住環境に優れ、なおかつリーズナブルな金鶏団地。穴場であるうちに、お見逃しなく。