研究テーマ

Found MUJI 中国編Ⅱ

無印良品の目でものを探してみることをFound MUJIといいます。無印良品は「つくり出す」というよりもむしろ、「探し出す」といった気持ちで製品をつくっています。あまり「新しい」という気持ちでものをつくろうとすると慣れ親しんだものの価値を見失ってしまうからです。探し出すという基本に立ち戻ると、世界中に存在する目立たずとも生活に根ざしたたくさんのものが見えてきます。目覚ましい早さで発展する中国やアジア諸国にあっても、長い歴史の中で変わらずにつくり続けられ、使われ続けてきた生活に溶け込んだものがまだまだ沢山存在します。それらの中には、私たちが忘れてしまった生活の知恵や工夫が詰まっています。中には工芸美術館でしか見ることができないようなものが、同じ素材と技法で今も変わらずつくり続けられているという事実もあります。無印良品は、もう一度このような生活の名品を目を凝らして探し出し、私たちの日常に還元してみようと思います。今回お届けするのは中国で見つけ出されたものの二回目です。誰がどこでどのようにしてつくっているか。より深く手仕事の現場に入り込みご紹介します。

手織りの産地
手織り
手織りケース

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青白磁の産地
青白磁:1000年も前の器の形を未だに変えることなく作り続けている場所があります。北宋時代から栄えた景徳鎮窯。この同じ土と工法で作られた器を日常の道具として手にすることができるのは、名器を模倣し伝えてきた先人たちのおかげです。
青白磁の器

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ベンチ:街の至る所に置いてある木のベンチ。みんなが知っているアノニマスな形。誰かが使って、古びて、また別の誰かが使って。使い回されてだんだん街の風景になっていきます。
ベンチ:ボルトや釘を使わない、無垢材の組み木の構造でできています。

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屋台の湯気:屋台で食べるホカホカの食事。店先で作っています。スーパーマーケットで冷たい食品を買い、一人で食べるのでは味わえない、あたたかさです。
ポリプロピレンスツール:中国の屋台、店先でよく見かけるポリプロピレンのスツールです。スタッキングができるので、場所をとらずに収納することができます。

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革のノート:革のカバーとクラフト紙のノートを同じサイズに裁断した、切りっぱなしのノートです。

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