
グラフィックデザイナー。武藏野美術大学教授。デザイナーとしての豊富な実践に加え、デザインを社会構想に並立させ、産業ヴィジョンの具体的な立案とその可視化に注力している。一方でコミュニケーションをやわらかくとらえ、理解や記憶を自然に成立させていく道筋を、デザインを通して探求している。デザイナーとしての多数の受賞の他、著書『デザインのデザイン』(岩波書店)はサントリー学芸賞を受賞し、『白』(中央公論新社)『日本のデザイン』(岩波新書)とともに、英、独、中文、韓国語など多言語に翻訳され、世界に読者を持つ。無印良品ではアートディレクター兼アドバイザリーボードメンバー。今回は素材開発の一環として南米ペル―にアルパカの原毛生産の現場を取材。