ゴミを分別し、資源として再生することは、
私たちにとって、ごくあたりまえのふるまいになりました。
紙やペットボトルにとどまらず、
再生の対象は、衣料や建材にまで広がっています。
でも、ほんとうに再生が必要なのは、
ひとかもしれません。
効率や生産性を競い合うストレスフルな日々は、
ひとを追い詰め、わたしたちは、
自分の意識以上に疲れています。
それを癒してくれるのが、自然です。
考えてみると、自然界の再生率は100%。
そこでは朽ちた命すら新しい命の糧となり、
循環し続けています。そして、気づかされるのです。
ゴミという概念自体、ひとが生み出したものだということに。
自然の中に身を置けば、効率も生産性も色あせ、
ひとは、自然の循環の一部になります。
心もカラダも再生する、豊かな時間のはじまりです。