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キャンプ場最新情報 2007 掲載日:2007/06/15

津南キャンプ場便りNO.7

梅雨を楽しませてくれる動植物たち

  梅雨入り前のキャンプ場では、夏日を思わせる日もあれば雨が降り10度近くまで冷え込む日もあり、寒暖の差で体調の管理に気を遣う気候が続いています。

  そんな梅雨空のような天気の中、梅雨の代名詞でもあるカエルを探しに探索へ出かけてみました。今回探したのは、津南キャンプ場では有名なモリアオガエル。いつもは森の中で生活しているのですが、4月から7月になると産卵のために湿地帯へとやって来るようです。









発見しました。水芭蕉の大きな葉の上で休憩をしていました。オスとメスではメスの方が体は大きいそうです。こちらは大きいのでメスでしょうか。
 


この大きな泡。これがモリアオガエルの卵です。この卵は水面から2メートルの所に産んでありました。この中に300〜800個の卵が産んであり、ふ化したおたまじゃくしは雨を待ち、水滴と共に水面へ落下するそうです。




枝にしがみつきながら眠っているようで、何度も落ちそうになっては体勢を直していました。カメラを近づけると眠そうな目を少しだけ開けて見ていました。
 


この中にモリアオガエルが隠れて葉の色と同化しています。どこにいるかわかりますか?




山伏山エリアでは、ツツジの花が満開を迎えています。ウツギも満開で、ピンク、赤と色鮮やかに演出してくれています。
 


散策で注意したいのがウルシです。梅雨時に垂れてくる雨水に触れただけでも、かぶれる人がいるほどです。遊歩道などではよく見かけますので見つけたら触らないように気をつけてください。



  一見、見た目が悪い湿地帯でも、カエルにとっては大事な生息場所となっています。キャンプ場内にはそうした湿地帯がいくつかあり、その多くのポイントでモリアオガエルの生息が確認されています。産卵には水面上に木の枝がせり出すような水辺が必要になるため、こうした環境が少なくなってきているのも現実のようです。希少な生物を守るためにも、そんな環境を大切に見守っていきたいと思います。



レポート:津南キャンプ場スタッフ 太島 吉秋



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