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南乗鞍キャンプ場便り NO.6
 
春の穏やかさを身体いっぱいに感じることができたよく晴れた12日の土曜日に私は、キャンプ場の中水支配人と高原内を探索しました。まず目に入ったのが「オオヤマザクラ」です。北海道に多いことから、またの名を「蝦夷山桜」とも呼ばれています。特に標高の高い所で見られる落葉高木です。 次に高原内の小道にさしかかった所で小さなかわいらしい花を見つけました。名前を「ショウジョウバカマ」 といい、ここ飛騨地方では「ユキワリソウ」とも呼ばれています。長い冬がようやく開け、雪解けとなるやいなや雪を割って出てくるという意味合いから、そう呼ばれる様になったそうです。 花はまだ咲き出したばかりで、うっかりすると足で踏んでしまいそうな程でした。花期は4月〜5月です。
さてそこからもう少し奥へと足を運ぶと、少し湿り気のありそうな場所で春の山菜を発見しました。そう、「ゼンマイ」です。 今週末あたりには摘みごろになりそうです。 このゼンマイは干したものを戻して煮物や汁の材料として利用します。 少し手間は掛かりますが大変おいしい山菜です。
さて、今月26日(土)にキャンプ場で「昔を食べる会」を行います。支配人の若かりし頃(?)この辺りでは、旬の野菜や山菜などの自然の恵をよく取って食べていました。どのようにして食べていたのかなど、地元の知恵を使って支配人自らが調理します。わずかですが素朴な味わいをお客様とスタッフで楽しもう、という企画です。(詳しくはこちらをご参照下さい) 今回、その材料にもってこいの恵を、もう一つ発見しました。それは、「ワサビ」です。
ワサビと言えば根茎をすりおろすのが一般的ですが、支配人はこの時期、葉や茎を採取して「わさびのおひたし」を作ります。これも又、ここ独特の昔から山の恵みを頂いているからこそ出来る一品だと思います。「昔を食べる会」のメニューの一つになる予定ですのでお楽しみに。 次回のレポートではまた違った草花が目覚め始めると思いますので、ご紹介します。
オオヤマザクラ
(蝦夷山桜)
  ショウジョウバカマ
(ユキワリソウ)
 
ゼンマイ   ワサビ
 

レポート:南乗鞍キャンプ場スタッフ 小林由和



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