![極地冒険キャンプ](/camp/contents/event/tsumagoi/images/main_v_170121.jpg)
灼熱のサハラ砂漠から凍てつくカナダの大地まで、世界の秘境レースを走る「冒険ランナー」樺澤秀近。
南極越冬隊やヒマラヤ高峰のベースキャンプ生活を経て、月や火星で居住できる建築を目指す「極地建築家」村上祐資。
彼らは、なぜ過酷な極地で走り、なぜ過酷な極地で建築を建てるのか。
そんな彼らの想いやひたむきさ、クレイジーさを間近で見て、聞いて、体験するキャンプイベントを開催します。
標高1,300mに位置する真冬のカンパーニャ嬬恋キャンプ場(群馬県嬬恋村)は、関東でも限りなく彼らの活動環境に近い「極地」な場所でもあります。2017年1月中旬の真っ白で切り裂くほどの寒気の中、彼らと共に極地と冒険を疑似体験します。
宿泊場所はキャンプ場の目の前に広がる「結氷したバラギ湖」の氷上。-10℃~-20℃まで冷え込む氷上で、極地を余すところ無く体験すべく「氷上テント泊」をします。
そして、冒険ランナーの樺澤氏には、自身も2017年に挑戦する6633 Arctic Ultraで使用する装備の紹介をしてもらい、実際にレースで使用するソリを引いてレースの過酷さを体験してみます。
極地建築家の村上氏には、ネパールの震災時にも活躍したプラスチックダンボール製の村上氏オリジナルドームテント「ダレデモデーム」を作成し、完成したテントをさらに凍らせてテントのイグルー化に挑戦します。
また、夜にはお酒を交えながら「映像&トーク」で各々の活動内容を紹介していただきます。
極地で活躍する冒険家たち。彼らのモチベーションや行動力、知恵を間近に見て、感じ、私達の中にあるドキドキするような冒険心とワクワクするような好奇心を刺激して、「極地」と「冒険」を少しだけ体験してみましょう。
村上 祐資(ムラカミ ユウスケ)氏
1978年生まれ。極地建築家。第50次日本南極地域観測隊・越冬隊員。MDRS Crew144・隊員。模擬有人火星探査計画「Mars160」計画・副隊長。NASA「HI-SEAS」の日本人唯一のファイナリスト。NPO法人日本火星協会・理事/フィールドマネージャー。防災士。JFNラジオ番組『ON THE PLANET』水曜パーソナリティ。宇宙の基地のありようを考えるため、南極やヒマラヤなど、極地とよばれる厳しい環境のなかで培われる美しい暮らし極地建築のなかに身を置き、探検を続けている。これまでに昭和基地(南極、2008-10)やエベレストB.C.(ネパール、2010)、シシャパンマB.C.(チベット、2011)、Mars Desert Research Station(米ユタ、2014)、富士山測候所(日本、2010/11/12)、JAXA筑波宇宙センター 閉鎖環境適応訓練施設(日本、2004)などで暮らす。作家、写真家としても活動。子どものためのワークショップ〈秘密基地ヲ作ロウ。〉を主宰。主な美術作品に、極地のことば展(豊島区中央図書館、2015)、ありがとう祭(雪堂美術館、2014)、d.d.d.(ATSUKOBAROUH、2013)、Mission G(ICC、2009-10)など。
樺澤 秀近(カバサワ ヒデチカ)氏
1973年9月29日 神奈川県横浜市生まれ、横浜市在住。
学生時代は天文部に所属しながらマラソンを始める。「マラソン+自然好き」から砂漠や南極のような人があまり踏み入らない場所でのランニングレースを転戦。最近はオーロラを見ながらレースをすることに情熱を注いでいて、毎年カナダ北部のユーコン準州でおこなわれる極寒レースに出場している。目標はきれいなオーロラの写真を撮って完走すること。普段はフリーランスのシステムエンジニアとして働いている。
1月21日(土)
1月22日(日)