嬬恋の人々が守り育んできた大きな自然。私たちが目指したのは、豊かさと同化するキャンプ場でした。自然の起伏はできるだけ活かし、環境破壊に結びつくような設備はつくらない。こうしてできあがったのが、無印良品カンパーニャ嬬恋キャンプ場です。
標高1,300mの高原にあり、日本百名山の浅間山、四阿山、草津白根山の三山を一望できます。周囲2kmの広大なバラギ湖ではフィッシングやボートのほか、湖を巡るサイクリングやトレッキングなど多彩なアクティビティをお楽しみいただけます。

ロケーション

日本百名山の浅間山、四阿山、草津白根山に三方を囲まれた標高1,300mの高原。目の前には四阿山とバラギ湖が広がります。バラギ湖を見晴らす丘にのびるサイトで、さわやかな休日が過ごせます。

アクティビティ

気軽に自然を親しめるパラギ湖畔は、日帰りで、釣りやカヌー、湖畔を周回するサイクリングコースを楽しめます。また、キャンプ場内にはドッグランも整備しています。

その他

カンパーニャ嬬恋キャンプ場は冬も営業しています。冬は良質なパウダースノーと氷の世界が広がります。そのフィールドを活かしてわかさぎ釣り、スノーハイキング、そり遊びなど、他では味わえない冬のアウトドアの魅力もお楽しみください。

住所

群馬県吾妻郡嬬恋村干俣
バラギ高原

営業時間

4月下旬～11月上旬

気候風土

「日本百名山」に名を連ねる浅間山・四阿山・草津白根山に三方を囲まれ、吾妻川が東西を流れる嬬恋村は、「群馬の北海道」とも呼ばれる冷涼な気候から、高品質な高原野菜の産地としても有名。キャンプ場のあるバラギ高原は最低気温が-25℃になることもあり、夏の最高気温との差は50℃以上。周辺には、ザゼンソウの群生やニホンカモシカ、ウサギ、ホタルやサンショウウオ等の姿も見られ自然が残されています。

生活文化

豊かな土壌と冷涼な気候から、日本一のキャベツ生産量を誇るまでに成長した嬬恋村。その文化を語るうえで欠かせないのが「畑」の存在です。江戸時代から馬鈴薯を片栗粉として生産・出荷するなど、長い畑作の歴史と農作物への創意工夫から生まれた独自の食文化。他にも硫黄採掘や木炭の製造など、先人達の軌跡には、人間生活の原点を見つめなおすきっかけが隠されているかもしれませんね。

カンパーニャ嬬恋

そこは何も無い贅沢な空間。無印良品キャンプ場が提案するアウトドアライフスタイルを
たっぷりとお楽しみいただけるフィールドを用意しました。

10年目という節目に

「過剰なサービスは省きましたが、自然は豊かです」というコンセプトを掲げ、無印良品キャンプ場が誕生して、10年の歳月が流れました。
そして2004年夏。10年めの節目に、私たちはこれまで無印良品キャンプ場を支えてくださった本物のアウトドアファンのために、アウトドアの豊かさを、さらに進んだかたちでご提案したいと考えています。

自然の魅力を際立たせ、研ぎ澄ますために

私たちの新しい提案。それが、「カンパーニャ嬬恋」 ─ 群馬県嬬恋村、日本百名山のひとつ、四阿山（標高2,354m）の東麓に伸びやかに拡がるバラギ高原の中心、バラギ湖畔に佇むアウトドアフィールドです。
デザインを極めると、ノーデザインに行き着くように、ここにも、驚くような仕掛けや施設はありません。自然の起伏を活かした200のキャンプサイト。湖を周回するサイクリングコース。そして湖畔に佇むボートハウス。一見して目に入る「ハード」はそれだけです。
はじめてそこを訪れた人にとって、それはもしかすると、もの足りない風景かもしれません。しかし、本物の価値を愛するアウトドアファンにとって、そこで過ごす時間は、「よけいなものがない」という贅沢を味わう至福のひとときになるでしょう。

私たちは、自然を楽しむために必要のないものは、徹底的に省くことによって、自然の魅力を際立たせ、研ぎ澄ませたいと考えているからです。ここには、ひとりひとりが自分の創造性を活かして、純粋にアウトドアを楽しむ自由があります。

「キャンプ場」という概念を超えて

「カンパーニャ嬬恋」では、津南キャンプ場、南乗鞍キャンプ場同様、キャンプが楽しめます。キャンプを楽しむためには、会員登録をして、安全に備えていただくというコンセプトもこれまで同様です。しかしキャンプは、この新しいフィールドを楽しむためのコンテンツのひとつに過ぎません。
「カンパーニャ嬬恋」では、会員登録をせずに、より気軽に自然と親しみたいというお客様にも施設を開放します。
たとえばバラギ湖を利用したフィッシングエリア、ボートの利用。湖の周囲を巡るサイクリングコース。無印良品キャンプ場が長年培ってきたノウハウを注ぎ込んだ、多彩なアウトドア教室など。はじめての方にも、安全にアウトドアを楽しんでいただける施設です。
キャンプという限定された用途から、より大きなアウトドアの喜びを提供するフィールドへ。それが「カンパーニャ嬬恋」です。