津南キャンプ場

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空家や廃校をアート作品に

20120807
大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2012

東京生まれ東京育ちの私、案内人 小林には
少し無縁ではあるのですが、今日は《過疎化》を
テーマに作品を紹介したいと思います

田舎町では近年特に大きな問題となっている過疎化

ここ越後妻有でも、震災や災害、不便さ等を理由に
多くの人が生まれ育った地を離れました
また、高齢化や若者の家離れ、子供の減少等から代々
受け継がれて来た伝統工芸や農業の後継者不足、
雪降しの人手不足等に悩まされています

過疎化が進むにつれて目立つようになってきたのが
《空家》や《廃校》です
妻有には老朽化してそのままになった家や統廃合の末に
使用されなくなった学校がとても増えました

大地の芸術祭ではこれらの空家や廃校をアート作品として
再生することで、地域の景観を維持したり、記憶や知恵を
未来に継承する試みが進められています

2000年の開催時には集落が守ってきた土地に作品を作る
ことは殆どできなかったものの、回を重ねるごとに個人の
土地や集落の鎮守さまの庭、空家や廃校に作品が作られ、
現在では約70の集落の里山や空家、廃校に約160点のアート
作品が作られています

3年前に閉校した東下組小学校が土を体感する空間に!!
「Soil Museum もぐらの館」土の魅力を伝える美術館です
IMG.jpg

T258 南条嘉毅
土の巡礼
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日本人の旅から生まれた宗教観や風景観に沿った題材を
その土地の土を使って製作した作品

T262 本多裕紀
今度生まれて来る時も、また
T262.jpg
蓮は泥沼に生育するが、その花は美しく、極楽浄土を表す花となった
私たちが立つ泥沼の「希望」という栄養素があってこその
花たち、頭上にある「理想の世界」を表現した作品

T264
土壌モノリス 日本の土・1万年のプロフィール
T264.jpg
土壌の生成には1m1万年の歳月がかかる
モノリスは数万年単位の時間が作り出した絵画作品


期間中に運行する 大地の芸術祭回遊バス の
土曜日コースで行く「最後の教室」
Kid'sコースで行く「絵本と木の実の美術館」も
廃校がアート作品になったものです
一緒に回ってみませんか??

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