津南キャンプ場でお手軽トレッキング
- 2019年05月27日
みなさんこんにちは
つい最近雪解けを迎えた津南キャンプ場ですが、連日30℃を超える暑さで、はやくも夏の到来を感じております。
さて、キャンプ場内にそびえたつ山「山伏山」はご存知でしょうか。
山伏山の標高は903m。釣鐘状の山で、名前にもあるようにかつては山伏が修行したとも伝えられております。
苗場山麓ジオパークにも認定されており、表登山道からは約40分程度で山頂までたどりつきます。
どなたでも登ることができて、頂上からは素晴らしい景色が見られます。
キャンプ場によく足を運ばれる方も山頂まで登ったことのある方は少ないと思います。
本日はそんな山伏山を紹介したいと思います。
日光を浴びる朴の木の葉。
緑に囲まれた登山道。
ブナの大木。
道中は一部急な上り坂の個所もありますが、時折休憩しながら登りましょう。
力強いブナの木や、大きな葉をつける朴の木、爽やかなにおいがするクロモジの木など様々な草木が観察できます。
おおよそ半分くらい登った所からは柱状節理を観察することができ、かつては火山であったことを窺い知ることができます。
山頂からは越後三山、谷川連峰、苗場山や鳥兜山、信濃川沿いに広がる津南町の全景、そしてキャンプ場サイトが見渡せます。
頂上で一息ついて、裏側の山道へ降っていきます。
クビナガオトシブミ。
一番大きなブナの大木。
虫たちや植物も日差しを浴びていきいきとしております。
裏山道、風穴、薬師湖側の遊歩道には一部残雪が残っております。
例年ですと7月上旬まで雪が残っております。
木漏れ日がさすブナ林。
春先のブナ林には目を見張る美しさがあります。
ぐるっとおおよそ1時間半ほどでしょうか。新緑がまぶしく、雪解けの湧水が勢いよく流れ、この季節しか味わえない爽やかなトレッキングでした。
今回は春編でしたが、季節に応じて様々な表情を見せる山伏山。
次回は夏編をお届けしたいと考えております。