福井県は日本のブータン!?
昨年、国王夫妻が来日したブータンは
「世界一幸せな国」として話題になりましたが、
法政大学大学院が出したとある調査によると、
「日本一幸せな都道府県」は福井県なんだそう!
福井県は緑がとても多く、心も豊かなのかもしれませんね。
また、人口10万人あたりの社長輩出数はなんと全国1位。
いったい福井県にはどんな産業があるのでしょうか?
福井県の代表的産業のひとつは繊維。
福井の温暖多湿の気候が、繊維産業に適していたようです。
繊維産業の主な担い手は女性であり、
福井県では女性も働き手であるという意識が伝統的に醸成され、
女性の就職率も全国一高いんだそう!
ちなみに、福井市でお邪魔した福井西武の無印良品では、
そんな働き者の福井の女性にもピッタリな人気商品をご紹介いただきました。
これからの季節、暑くなってくるので
1枚で下着と肌着の役割をしてくれるカップ入りキャミソールは、
女性に、とってもうれしい商品ですよね♪
キャミソールといえば、こちらも。
その名の通り、脇に縫い目がないので、肌触り抜群!
女性のみなさん、夏の到来に向けて要チェックです!
続いて、繊維に並ぶもうひとつの福井の代表的産業について。
福井県の西部にある鯖江(さばえ)市は
国内の約9割、世界の約2割にあたる
めがねフレームを生み出している、めがねの産地なんです。
鯖江におけるめがねフレームの製造は明治38年に始まったそう。
農閑期の副業として、室内で仕事ができ、かつ、
少ない初期投資で現金収入が得られるめがねフレーム作りに着目し、
当時めがね作りが盛んであった大阪や東京から職人を招いて教わりました。
そんな鯖江市にある無印良品のめがね工場を訪ねました。
めがね作りの工程は200~250にも及ぶため、
分業制が敷かれているといいます。
「すべてを自社でやろうとすると効率が悪いんですね。
それぞれの部品を作る会社が市内にあって、
だから社長の数も多いんじゃないですかね」
今回、工場をご案内いただいた前川さんはそう教えてくださいました。
「日本におけるめがねは、海外と比べて特殊なんです。
多品種小ロットで、常に新しいモノを作っていますよ」
同じめがねでも、お国が違えば好みのポイントも変わってくるようで、
ドイツはデザインよりも構造、フランスはデザイン・奇抜さ
が特に求められるそうです。
一方、日本の場合は、デザインはもちろんのこと、
かけやすさや軽さなどの使い勝手も重視される。
日本のお客様の様々な要望に応えてきた工場だからこそ、
その技術を買われて、全体生産の約4割が海外のものだそうです。
地域の人々がともに産業を育て、
ローカルな取り組みがグローバルにも評価される。
"地域力"のお手本のような福井。
ブータンに学ぶ前に、福井から学べることも多いのではないでしょうか。