世界一周から、日本一周へ。
私たち夫婦は1年間で世界41カ国を渡り歩き、
"世界のくらし"を見てきました。
例えば、インドでは1日に何度も
ラッシー(ヨーグルトドリンク)やチャイ(ミルクティー)を飲みます。
インド人の多数がヒンドゥー教徒であり、宗教上お酒を飲まないため
ラッシーやチャイがお酒の代わりである、という話も聞きましたが、
彼らがこれらの飲み物を飲むのにはある理由がありました。
それは彼らの多くが菜食主義者(ベジタリアン)であるため、
ラッシーやチャイ等の乳製品を頻繁にとることで
タンパク質やミネラルを補給しているんだとか。
続いて、こちらはアフリカ大陸南西に位置する、
ナミビアに暮らす少数民族のヒンバ族。
ヒンバ族の女性は赤土と牛の脂肪を混ぜたものを全身に塗っています。
アートのようなその姿ですが、そこにはある生活の知恵が隠されていました。
乾燥地帯であまり雨の降らないナミビアに住む彼らは、
一生涯水浴びをしないと言います。
そのため、塗りものは日焼けや乾燥、
虫から体を守るためのお化粧のようなものなんですね。
所変わってヨーロッパはドイツ。
ドイツで印象的だった光景がありました。
これは公園で日焼けをするカップルの様子なのですが、
この写真を撮影したのは平日の16時すぎのこと。
この日会社はお休みだったのかなぁ~
なんて思って見ていると、ドイツ在住の日本人が
面白いジンクスを教えてくれました。
『ドイツでは、日焼けをしている男性がモテる』
なぜだか分かりますか?
ドイツでは、日のある時間帯に仕事を終えて日焼けをしに行ける人は
仕事が速い、つまり仕事のできる人!と見なされるそうなのです。
ドイツの働き方を少し垣間みた気がしました。
これらは私たちが見てきた世界のくらしのほんの一部ですが、
ふと考えてみると、自分たちが日本のくらしについてほとんど知らないことに気づきます。
同じ日本国内においても、都道府県、さらには地域によって、
その習慣や生活スタイル、食べ物ひとつ取っても違いがあるはず。
また、そこの土地やコミュニティに根ざした
くらしの知恵が存在するのだと思います。
日本各地でどんな新しい発見があるか、今からわくわくしています♪
さぁ、MUJIキャラバン隊、「日本一周の旅」のはじまりです!!!
※MUJIキャラバンの活動は2012年4月1日~スタート致します