MUJIキャラバン

桜島のあるくらし

2012年09月17日

鹿児島市内を車で走っていると、目の前に大きな島が!!!

世界有数の活火山・御岳(おんたけ)を有する、「桜島」です。

鹿児島市の市街地からわずか4km、
フェリーを使うと15分で行けてしまう場所なんです。

しかも、このフェリーは約10分間隔で24時間運行!
24時間運行の公共交通機関って、初めて聞きました。

錦江湾に浮かぶ桜島は、以前はその名の通り「島」でしたが、
1914年の大正噴火で流れた溶岩によって海峡が埋まり、
大隅半島の一部となり、車で行くことも可能になりました。

桜島というと、噴火のニュースを時々耳にしますが、
島に着いて最初に訪れたビジターセンターで、衝撃の数字を目にしました。

「860」

なんとこれ、今年になってから9/5までの間に
桜島が噴火した回数なんです!

単純計算して、1日平均3.5回の噴火。
しかも爆発的噴火も1日に約3回起こっている…。

私たちが滞在していた数時間の間にも、
ふと見ると、黒煙がもくもくと上がっているではないですか!?

驚きです。

現在、桜島には2312世帯、5116人が暮らしているそう。
(2012年1月1日現在)
古くは縄文時代から、人々はこの地での生活を始めていたんだとか。

島内には、大噴火や土石流など、火山災害の跡や、
この地に暮らす人々の工夫が所々で見受けられました。

これは大正3年の大噴火で3mの鳥居がほぼ埋没してしまった跡。

道路には、火山灰の入った袋が積まれていたり、
大噴火の際に避難する避難壕が設置されていたり。

子供たちはヘルメットを被って登下校。
また、灰がかからないようにお墓に屋根がついているのも
当たり前だそうです。

身に危険が及ぶ可能性がありながらも、人々がここに暮らす理由、
それは火山の恵みがあるからです。

日々の疲れを癒やしてくれる豊かな温泉もそのひとつですし、
土砂流でできた土地は、水はけがよく、
世界で一番大きな大根「桜島大根」や
世界で一番小さなみかん「桜島小みかん」を生み出してくれています。

さて、そんな桜島を持つ鹿児島市で訪れたのは、
無印良品 アミュプラザ鹿児島

このお店の人気商品をご紹介いただくと、
連れていかれたのはランドリーコーナーでした。

「鹿児島市内も、桜島の火山灰が飛んでくるので、
気にする方は洗濯物を室内で干されるんです」
と店長。

この「アルミ壁面用ハンガー」はその名の通り、
壁に沿う部分が、洗濯物が壁に触れないように
半月形の構造になっているんです!
家の中で干すのにストレスなく使えそうですね。

最近、洗濯バサミ部分の素材が変わり、
より耐久性がアップしたそうですよ★

それから、鹿児島ならではのこちらも人気だそう!

奄美大島風 鶏飯

温めてごはんにかけるだけで、簡単に食べられます♪

この鶏飯(けいはん)は、
古くは1613年に琉球王国が薩摩藩の支配下になった折、
時の代官のもてなしの料理として出された料理で
当時は炊き込みごはんだったのが戦後アレンジされ、
現在の形となったそうです。

市内で鶏飯を試してみました↓

ごはんの上に、蒸した鶏のささみを細かく裂いた物、
錦糸卵、きのこ、パパイヤの漬け物、ネギをのせて、
熱々のとりだし汁をかけて食べます。
優しいホッとする味がしました。

そうそう、無印良品の鶏飯はレトルト食品なので、
"もしも"の時には温めずにそのまま食べることもできます。

ふだん使いできる「いつもの」品で「もしも」の備えにも、
鶏飯はうってつけ。
キャラバン隊お墨付きです☆

  • プロフィール MUJIキャラバン隊
    長谷川浩史・梨紗
    世界一周の旅をした経験をもつ夫婦が、今度は日本一周の旅に出ました。
    www.cool-boom.jp
    kurashisa.co.jp

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