桜島のあるくらし
鹿児島市内を車で走っていると、目の前に大きな島が!!!
世界有数の活火山・御岳(おんたけ)を有する、「桜島」です。
鹿児島市の市街地からわずか4km、
フェリーを使うと15分で行けてしまう場所なんです。
しかも、このフェリーは約10分間隔で24時間運行!
24時間運行の公共交通機関って、初めて聞きました。
錦江湾に浮かぶ桜島は、以前はその名の通り「島」でしたが、
1914年の大正噴火で流れた溶岩によって海峡が埋まり、
大隅半島の一部となり、車で行くことも可能になりました。
桜島というと、噴火のニュースを時々耳にしますが、
島に着いて最初に訪れたビジターセンターで、衝撃の数字を目にしました。
「860」
なんとこれ、今年になってから9/5までの間に
桜島が噴火した回数なんです!
単純計算して、1日平均3.5回の噴火。
しかも爆発的噴火も1日に約3回起こっている
。
私たちが滞在していた数時間の間にも、
ふと見ると、黒煙がもくもくと上がっているではないですか!?
驚きです。
現在、桜島には2312世帯、5116人が暮らしているそう。
(2012年1月1日現在)
古くは縄文時代から、人々はこの地での生活を始めていたんだとか。
島内には、大噴火や土石流など、火山災害の跡や、
この地に暮らす人々の工夫が所々で見受けられました。
これは大正3年の大噴火で3mの鳥居がほぼ埋没してしまった跡。
道路には、火山灰の入った袋が積まれていたり、
大噴火の際に避難する避難壕が設置されていたり。
子供たちはヘルメットを被って登下校。
また、灰がかからないようにお墓に屋根がついているのも
当たり前だそうです。
身に危険が及ぶ可能性がありながらも、人々がここに暮らす理由、
それは火山の恵みがあるからです。
日々の疲れを癒やしてくれる豊かな温泉もそのひとつですし、
土砂流でできた土地は、水はけがよく、
世界で一番大きな大根「桜島大根」や
世界で一番小さなみかん「桜島小みかん」を生み出してくれています。
さて、そんな桜島を持つ鹿児島市で訪れたのは、
無印良品 アミュプラザ鹿児島。
このお店の人気商品をご紹介いただくと、
連れていかれたのはランドリーコーナーでした。
「鹿児島市内も、桜島の火山灰が飛んでくるので、
気にする方は洗濯物を室内で干されるんです」
と店長。
この「アルミ壁面用ハンガー」はその名の通り、
壁に沿う部分が、洗濯物が壁に触れないように
半月形の構造になっているんです!
家の中で干すのにストレスなく使えそうですね。
最近、洗濯バサミ部分の素材が変わり、
より耐久性がアップしたそうですよ★
それから、鹿児島ならではのこちらも人気だそう!
「奄美大島風 鶏飯」
温めてごはんにかけるだけで、簡単に食べられます♪
この鶏飯(けいはん)は、
古くは1613年に琉球王国が薩摩藩の支配下になった折、
時の代官のもてなしの料理として出された料理で
当時は炊き込みごはんだったのが戦後アレンジされ、
現在の形となったそうです。
市内で鶏飯を試してみました↓
ごはんの上に、蒸した鶏のささみを細かく裂いた物、
錦糸卵、きのこ、パパイヤの漬け物、ネギをのせて、
熱々のとりだし汁をかけて食べます。
優しいホッとする味がしました。
そうそう、無印良品の鶏飯はレトルト食品なので、
"もしも"の時には温めずにそのまま食べることもできます。
ふだん使いできる「いつもの」品で「もしも」の備えにも、
鶏飯はうってつけ。
キャラバン隊お墨付きです☆