MUJIキャラバン

地域のためにできること

2012年09月25日

地域のために何かしたい。
ただ、何をしていいのか分からない。
そんな人も多いのではないでしょうか。

熊本で、地元熊本のためにできることを、
自分の結婚式で実践された方にお会いしました。

熊本市内で設計や地域計画の仕事をする宮野桂輔さん。

仕事上、県内あちこちで様々な職種の人々と知り合い、
その人々が作りだすモノやサービスの魅力に触れてきました。

その人々の仕事の様子が熊本の大事な風景であるとも感じ、
それを結婚式の招待客に紹介したくて作ったのが
引出物カタログでした。

「肥後尽くし」

その名の通り、肥後(現・熊本)のモノ・食・体験を
集め地域別にまとめたのがこのカタログです。
48人の人が登場し、120種類のラインナップ。

塩、瓦、炭、焼物、食事券、宿泊券など様々です。
熊本県内の面白い人や美しい風景を紹介する読み物のようでもあります。

「なにも海の向こうから取り寄せなくても、
この熊本にもいいものは結構あるんです。
すぐ近くにそれを作り続ける人たちが今もいるわけで、このカタログを通じて
少しでも買い手と作り手がつながってもらえればと思いまして。
余計なお世話かもしれないんですけどね(笑)」

そう、恐縮しながらも話す宮野さんの作ったカタログには、
ほとんどの生産者の写真が掲載されていました。

しかし、その中で後継者が決まっている人は少ないといいます。
各地の産業が置かれている厳しい現実が垣間見えます。

買い手と作り手の新しい接点が、その産業に小さな活力を生み出し、
結果的に熊本の美しい風景を残したり、作ったりすることができないか。

宮野さんはこのカタログで、最後にこう締め括っています(一部略)。

「少しでも良いものを作ろうと不断の努力をしているエネルギーが、
なかなか世間に知れ渡らないとすれば、それは残念なこと。
一方で、誰かが作っているモノの存在を知らないばかりに、
それを買い、身近に置く楽しむ場面がなかなか増えないとすれば、
それも残念なこと。この二つの残念を繋ぐことができれば、
この披露宴にもささやかな意味があったのではないか…」と。

地域のためにできること。

それは自分の周りの人々を繋いでいくことからでも、
始めることができそうです。

熊本で人気の無印良品

無印良品熊本パルコ上通りへお邪魔しました!

パルコというからテナントビル内かと思いきや、
パルコ駐車場1階の路面店。

店内もこの通り広々していながら、
とても素敵に商品を陳列されていらっしゃいました。

さて、気になるこちらの店舗の人気商品は、こちら↓

なんと、「電卓」です!

さらに、「キャンドルミニ・無香・36個」に、

オーガニックコットンの白シャツ各種まで!

これらに共通する理由は何だと思われますか?

その理由は、こちら。

熊本市内の繁華街に位置するため、
周囲にはレストランやショップがたくさん立ち並んでいます。

これらのお店の備品として、
無印良品の商品を選んで愛用いただいているようです。

  • プロフィール MUJIキャラバン隊
    長谷川浩史・梨紗
    世界一周の旅をした経験をもつ夫婦が、今度は日本一周の旅に出ました。
    www.cool-boom.jp
    kurashisa.co.jp

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