MUJIキャラバン

ネットストアの裏側

2012年06月27日

無印良品のモノが欲しい時、2つの買い方があります。
1つは直接お店に足を運ぶ。
そしてもう1つはネットで注文し自宅に届く。

後者の場合、商品はどのように私たちの手元に届いているのでしょうか?
新潟県長岡市にある「新潟物流センター」に潜入取材してきました!

ここは無印良品のネットストアの商品が置かれている場所。

広くて風通しの良い空間に音楽が流れ、
スタッフの皆さんが笑顔で挨拶をしてくれる、
活気のある職場だなというのが最初の印象です。

スタッフには女性が多く、
フォークリフトをスイスイ操る方もいて、なんだかかっこいい!

私たちがネットで注文した商品は、
ひとつひとつスタッフの手で棚から集められ、レジへと進みます。
このレジを通すことで、
注文通りの商品がそろっているかが分かる仕組みになっているそう。

衣服などの割れ物ではない商品は機械で自動に梱包されますが、

食器などの割れ物はそれぞれスタッフの手で
丁寧に梱包されていました。

意外だったのですが、
作業のほとんどが人の手によって行われているんです。

物流の業界では通常いかにいい機械を導入するかに
注力するそうなのですが、
この新潟物流センターでは逆に機械を廃止したんだそう。

機械の場合、時間内に作業可能な範囲が決まってしまいますが、
人の方が忙しければその分パワーを発揮でき、流動性が利きます。
また、人の場合は、何より「丁寧さ」と「正確さ」が担保できる。

業界内でもこの"人ありき"の業務工程は注目を浴びているといいます。

梱包された商品は、すぐに配送業者の手に渡り
お客様のご自宅に配送されます。

家から1歩も出ずに買い物ができてしまうネットショッピングは、
買い手である私たち消費者にとってはとても便利なものですが、
その裏ではスタッフさんたちが私たちの代わりに
商品をピックアップして、レジを通し、
梱包して持って来てくれるんですよね。

当たり前のことですが、普段考えたことのなかった
ネットストアの裏側を垣間見ることができました。

今度からはネットショッピングで注文ボタンを押す際に
「ありがとうございます。よろしくお願いします」
と心の中でつぶやこうと決めました。

新潟はマンガ王国!?

新潟市の無印良品ラブラ万代店にお邪魔しました。

いつものようにお店の人気商品を伺うと…

ご紹介頂いたのが
ポリプロピレンペンケース(横型)

数ある商品の中で、このペンケースが出てくるとは!

理由を尋ねると、

「新潟って実はマンガ王国なんです。
定かではありませんが、もしかするとマンガを書く人が多いから
このペンケースも人気なのかもしれません!?」

と店長。

新潟県は『ドカベン』の水島新司さん、
『うる星やつら』の高橋留美子さん、『デスノート』の小畑健さんをはじめ、
100名以上の漫画家を輩出しているんだそうですね。

新潟市ではマンガを街おこしに利用しようと、
1998年から毎年「にいがたマンガ大賞」なる
マンガのコンテストが開催されていたり、
「マンガキャラクターストリート」の設置や
「マンガバス」の運行などもしているんだとか。

将来有望な、若き漫画家さんたちが無印良品のペンケースを
使っていてくれたとしたら、なんだか誇らしいです。

ペンケースから見えてきた、知られざる新潟県の姿でした!

  • プロフィール MUJIキャラバン隊
    長谷川浩史・梨紗
    世界一周の旅をした経験をもつ夫婦が、今度は日本一周の旅に出ました。
    www.cool-boom.jp
    kurashisa.co.jp

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