下関の新名物
山口県では無印良品 ゆめシティ新下関を訪ねました!
すると、そこで待ち構えていたのは 、
ペアルックを着こなした男性店長と副店長コンビ。
うれしいことに、下関らしいフグの飾り物を掲げて
出迎えてくださいました☆
そう、下関といえば全国で水揚げされたフグの
7~8割が集積される一大拠点。
フグ鍋「てっちり」なんかの季節も近いですね♪
そんなつながりで、
こちらのお店の人気&オススメ商品はこちら↓
「土鍋」です!
「こたつに入って鍋で温まろ~」
なんて季節ももうすぐそこ!
ところで、フグの産地として知られる下関には、
もう一つ漁獲高日本一を誇る魚があることをご存じですか?
その答えは、こちら!
「あんこう」です。
深海魚のあんこうは、
下関漁港を基地とする沖合底曳網漁船が捕獲してきましたが、
5年ほど前までは地元でほとんど消費されず、県外へ出荷されていました。
その奇妙な出で立ちと、ぬめりによる調理のしにくさゆえに、
猫も敬遠して食べない"猫またぎ"と揶揄され、
漁港にあがっても邪険に扱われていたんだそう。
そのあんこうに着目し、
下関の新名物を作ろうと立ち上がった人がいました。
下関市内でふぐ料理屋を営む「旬楽館」の女将、高橋さんです。
高橋さんは、2006年に下関商工会議所が主催した
「下関うまいものづくり名人」のコンペに、
「あん肝のみそ漬」を考案し、出品。
これが見事、「マイスター」を受賞し、
現在では、あんこうを下関地域ブランドにすべく、
「あんこうプロジェクト」も発足し、これに尽力されています。
「昔に食べたことのあった、あん肝の味が忘れられなくて。
あんこうなら、あん肝を使いたいとかねてから思っていたんです」
そう話す高橋さんが開発された「あん肝のみそ漬」は、
病みつきになる味わいでした。
今では、店舗でもフグ料理に加えてあんこう料理も提供し、
あんこうの下関料理への定着にもひと役買っています。
驚いたのが、高橋さんはこう見えて今年70歳を迎えること!
55歳で「女性でも気軽に入れるフグ料理屋を」との想いで起業し、
65歳から、下関のあんこうブランド化事業に携わっているわけです。
なんとお元気なことでしょうか
。
元気の秘訣を伺うと、
「まだまだやらなきゃいけんことが多いですからねぇ」
と、ひと言。
地域の活性化に年齢は関係ないということを、思い知らされました。
下関に行ったら、「フグ」に「あんこう」。
これ、鉄板ですよ!