MUJIキャラバン

下関の新名物

2012年11月05日

山口県では無印良品 ゆめシティ新下関を訪ねました!

すると、そこで待ち構えていたのは…、

ペアルックを着こなした男性店長と副店長コンビ。

うれしいことに、下関らしいフグの飾り物を掲げて
出迎えてくださいました☆

そう、下関といえば全国で水揚げされたフグの
7~8割が集積される一大拠点。

フグ鍋「てっちり」なんかの季節も近いですね♪

そんなつながりで、
こちらのお店の人気&オススメ商品はこちら↓

土鍋」です!

「こたつに入って鍋で温まろ~」

なんて季節ももうすぐそこ!

ところで、フグの産地として知られる下関には、
もう一つ漁獲高日本一を誇る魚があることをご存じですか?

その答えは、こちら!

「あんこう」です。

深海魚のあんこうは、
下関漁港を基地とする沖合底曳網漁船が捕獲してきましたが、
5年ほど前までは地元でほとんど消費されず、県外へ出荷されていました。

その奇妙な出で立ちと、ぬめりによる調理のしにくさゆえに、
猫も敬遠して食べない"猫またぎ"と揶揄され、
漁港にあがっても邪険に扱われていたんだそう。

そのあんこうに着目し、
下関の新名物を作ろうと立ち上がった人がいました。

下関市内でふぐ料理屋を営む「旬楽館」の女将、高橋さんです。

高橋さんは、2006年に下関商工会議所が主催した
「下関うまいものづくり名人」のコンペに、
「あん肝のみそ漬」を考案し、出品。

これが見事、「マイスター」を受賞し、
現在では、あんこうを下関地域ブランドにすべく、
「あんこうプロジェクト」も発足し、これに尽力されています。

「昔に食べたことのあった、あん肝の味が忘れられなくて。
あんこうなら、あん肝を使いたいとかねてから思っていたんです」

そう話す高橋さんが開発された「あん肝のみそ漬」は、
病みつきになる味わいでした。

今では、店舗でもフグ料理に加えてあんこう料理も提供し、
あんこうの下関料理への定着にもひと役買っています。

驚いたのが、高橋さんはこう見えて今年70歳を迎えること!

55歳で「女性でも気軽に入れるフグ料理屋を」との想いで起業し、
65歳から、下関のあんこうブランド化事業に携わっているわけです。

なんとお元気なことでしょうか…。
元気の秘訣を伺うと、

「まだまだやらなきゃいけんことが多いですからねぇ」

と、ひと言。

地域の活性化に年齢は関係ないということを、思い知らされました。

下関に行ったら、「フグ」に「あんこう」。
これ、鉄板ですよ!

  • プロフィール MUJIキャラバン隊
    長谷川浩史・梨紗
    世界一周の旅をした経験をもつ夫婦が、今度は日本一周の旅に出ました。
    www.cool-boom.jp
    kurashisa.co.jp

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