「機能的ノートにカヴァー」
スケジュール管理に始まり、メモ、日録といろいろなノート(帳)、ダイアリーを試みてきました。ひどい時は一年に3回くらい変えたこともあります。
持ち運びやすい大きさと思うと罫線が気にいらず、デザインが良くても重すぎたり、不要のものがついていたり。とにかく長続きしたノートがありません。
ここ数年は、これだと私のスケジュール表としてはいいと思うものを使っています。実に当たり前の、能率手帳のたぐいなのですが。やはり私の行動パターンに合うのは、一週間が見られてメモもできる見開きページなのでした。
でもここではダイアリーのグラフィックの話ではなくて、表紙のこと。
ちょっとした思いつきで布のカヴァーを作ってみたのです。中身はいいけど既製の表紙が嫌、というのはよくあることですね。私の発案に、身近な友人が本体の寸法をとり、「布」の店のテキスタイルを選び、縫製してくれました。
カヴァー無しの本体をここに。なんだかご用済みで白けています。
この一冊ずつに一人の人間の一年の行動が詰まっていると思うと妙な気分になりますが、それはさておき。
この既製品との付きあい方は、今の時代に生かせる感覚だなと思います。
Do It Yourself のIt を何にするか、どう扱うか、楽しいテーマです。
今年のテキスタイルは、なんだか劇場の緞帳のようで凝ったもの。
素材の糸の伸縮率の差から生まれるシワシワが蝕感をも独特の味にしてくれています。実にパーソナルな感じがいいのです。
でもこういうものが身辺すべてにあったら、それはヴィジュアルな騒音かと思います。シンプルライフは、一点豪華主義でもあるということが言えるかな?