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フラワーベースで楽しむパンジーです

2012年12月26日

パンジーといえば、花壇で楽しむイメージが強いですね。
Flower MUJI で1月限定でご紹介するパンジーは
フラワーベースで楽しむ、切花のパンジーです。

このパンジーの魅力は、園芸品種にはあまり見られない、
フリフリの花びらと
同じ株でも、ひとつとして同じ色がない、その個性的な顔。

そんなパンジーは、どのようにして育てられているのか、
群馬県富岡の産地を訪ねてきました。

9月にお伺いしたときは、まだ小さな芽が出ているだけだったパンジー。

パンジーの魅力について、熱いお話をたくさん聞かせて
いただきましたが、
とにかく実物を見て!ということで
11月になって、少しずつお花が咲き始めた頃、
再び訪問させていただきました。

ハウスに入って目に飛び込んできたのは
色とりどりに咲いたお花と、大量に摘み取られたパンジー。

何だかもったいない、何かに使えないのかな、
と思ってしまいました。

花が咲き始めてから約1ヶ月の間は
ひたすら摘み取ってしまうそうです。

そうすることで、茎に光がよく当たって、株が充実します。
基礎となる株が充実することで、きれいで丈夫な花が咲くので
花を摘む作業は、切花を育てる過程で欠かせない作業だそうです。

ようやくきれいな花が咲いても、お届けするまでに
傷付いてしまったりしたら困ります。

パンジーのお花の大敵、湿度から守るための工夫も
できることはすべてしています。

ハウス内の湿度が60%を超えたら、自動で除湿をし、
雨が続くときは扇風機もまわします。

水をあげた後の湿気対策として、土にカバーをかけていますが、
そのカバーに色にもこだわりが。

暑さに弱いパンジーの根が傷まないように
黒ではなく、白いカバーをかけています。

そして、市場までの輸送に使用するバケツに
花が埋まってしまわないように
40cmほどの長さに育てて出荷をしています。

今回ご紹介するのは、2品種ですが、
ハウス内には、試作品も含めていろいろなお花が咲いていました。

来年は、もっとたくさんのパンジーを紹介できたら……
と思いながら、ハウスを後にしました。

切花のパンジーの魅力を是非、あじわってみてください。

Flower MUJI スタッフ M

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