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きれいな湧き水で育てたカラー

2013年04月03日

Flower MUJI で、4月限定でご紹介をしているカラー
千葉県君津市の産地を訪ねてきました。

東京からは、東京湾アクアラインを降りて間もなく、
1時間ほどで、あっという間に到着です。

東京から1時間とは思えないほど、遠くまで畑が広がる、のどかなところです。

早速ハウスに案内していただくと、水音が聞こえてきました。
千葉県君津市は湧き水が豊富な地域。きれいな湧き水が流れ出ていました。

カラーは、この湧き水をハウスに張って、水耕栽培で育てています。

湧き水は年間を通して約14.5度。
その一定の温度が、暑い夏にはカラーの球根を冷やし、
寒い冬には暖める役割を果たしています。
そのため、球根を常に良い状態に保つことができ、きれいな花を咲かせることができます。

お伺いしたのは午前11過ぎだったので、その日の出荷分はすでに採花された後。
ハウスの中には、まだつぼみのカラーだけがたくさんの葉の中から顔を出していました。

湧き水で育てているカラーは、水のミネラル分が栄養となるため、
他のお花の栽培と比べると、肥料は少なめにするのがきれいな花を咲かせるコツ。
肥料をあげすぎてしまうと、花が咲かなくなってしまうそうです。

きれいなカラーを咲かせるために重要なのはとにかく水です。
水のミネラル分ももちろんですが、ハウス内の水が常に流れているように
気をつけています。

水が常に流れていることが、年間を通して水温を一定に保つためには重要です。

一定に水温が保たれているおかげで、
ハウスで育てられる他のお花のように空調を使用する必要がなく、
エコなお花でもあるのです。

生産者さんは、カラーのお花の開き具合について仕切りに気にされていました。

どんなお花でもそうですが、用途によって開き具合の希望は違います。
ウェディングなどで使用する場合は、その時きれいに咲いていることが重要です。
逆に自宅で楽しむときは、最初はあまり開いていない方がいいですよね。

あまり早く採花してしまうと、開かずに終わってしまうこともあるので
ほどよく開いて、長く楽しめる状態で採花していただくようお願いをしました。

カラーの近くのハウスでは、同じ湧き水でクレソンが栽培されていました。
摘んで、湧き水で軽くすすげば、そのまま食べられるそうです。

そんなきれいな湧き水で育てられたカラー。
4月に出荷の最盛期を迎えます。

旬のカラーを楽しんでみませんか。

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