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はなやかなお花を自分のために。置賜のダリア

2013年10月02日

直径10cm以上の大輪のお花がとってもはなやかなダリア。
10月限定でご紹介するのは、山形県置賜地方で育ったダリアです。

大輪の切花のダリアの歴史は意外と浅いのですが、
置賜地方は、2001年に初めてダリアを出荷して以来、常にダリア人気をリードしてきました。

ウェディングシーンでも人気のダリアは、今では多くの産地で出荷されるようになりましたが、
品質なら置賜のダリア、と言われています。

置賜のダリアは、夏をのぞいて出荷していますが、秋が出荷のピークです。
中でも、お花の色や大きさ、品質など、いちばんよいのが10月です。
ダリアを楽しむのに、今がベストの季節なのです。

置賜地方は山形県の南部に位置し、
奥羽山脈や吾妻盆地、飯豊山地などの山々に囲まれた盆地です。

置賜地方の気候の特徴は、昼夜の寒暖差が大きいこと。
ダリアの生育期間にあたる8月には、日中30度を超える気温が、夜間は15度近くまで下がり、
その差が15度から20度になることもあります。
盆地特有の一日の寒暖差が大きい気候が、ダリアの鮮やかな色を生み出しているのです。

生産者さんの手の上に乗っているのは、花首が折れてしまった咲きかけのダリア。
"マナーサンセット"という品種ですが、咲き始めはオレンジ色に黄色が混ざった、鮮やかな色。
咲き進むにつれて、冒頭で紹介したような、真っ赤に染まった夕日のような、朱赤になります。

置賜地方はダリアの産地としてとても有名なので、
生産者の方はダリアに専念されているのかと思ったら、
お米や野菜の栽培もされているそうです。

ダリアのすぐ横には収穫を終えたアスパラの畑がありました。
赤い実がついてとてもきれい。
言われなければアスパラの畑とは気付きません。

いろいろな植物のお世話で忙しい中、ダリアの栽培に欠かせない、大切な作業があります。

それは"芽かき"と呼ばれるもの。
置賜のダリアの特徴のひとつが花の大きさ。大きなお花を咲かせるためには
"芽かき"の作業がとても重要です。

葉の付け根から出てくる芽をひとつひとつ手で取り除きます。
根気のいる、地味な作業ですが、この"芽かき"によって栄養分が分散せず、
大きなお花を咲かせることができます。

ダリアは他のお花と比べると、お楽しみいただける期間は短めです。
その欠点を補って余りあるはなやかさ。

少しでも長くお楽しみいただけるように、
産地から市場への出荷は、水の入ったバケツに入れて輸送しています。

当たり前のことのようですが、日本の花の流通では、産地から市場、市場からお花屋さんまで
水をつけずに、そのまま箱に入れて、横に寝かせた状態で常温のトラックで
輸送されることがほとんどなのです。

お花を自分のために買う機会は少ないかもしれません。
たまには、自分への小さなごほうびに、ダリアを飾って楽しみませんか。
忙しい毎日を忘れて、ちょっとほっとできます。

[ネットストア] 10月限定 ダリア

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