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暑さに負けず育ったゼラニウム

2013年10月09日

園芸の世界では、春咲きや秋咲きのように年に1回、
一定の期間だけ花を咲かせることを「一季咲き」と呼ぶのに対し、
1年を通して繰り返し花を咲かせることを「四季咲き」といいます。

ゼラニウムは四季咲きの植物で、春から秋の間の長い期間
花を楽しむことができる植物です。

しかし、日本の真夏のような高温多湿は苦手です。
この頃になると花は咲きにくくなり、ゼラニウムがお店に並ぶのは、春と秋が多くなります。

秋に売られるゼラニウムは、その苦手な夏の暑い時期を経て育ったものです。
気温が高くなる場所に農場がある場合は、夏の間、涼しく育てやすい
冷涼地に苗を移動して管理することが多いのですが、
Flower MUJI でご紹介しているゼラニウムは愛知県安城市、岡崎平野の中央に
位置する、夏の間気温が高いこの場所で育てています。

なぜ、育てにくい場所で管理しているのでしょうか。

涼しい場所に移動して育てたゼラニウムは、残暑にあたったり、お届けした場所が
温暖地だと、温度差によって負担がかかり、傷むことがあります。
人間が温度差の激しいところを行き来すると、体調を崩しやすくなるのと同じことですね。

ゼラニウムにとって苦手な、気温が高くなる場所で育てるということは
冷涼地で育てるより気をつかうことが多く、大変なことですが
私たちが生活している場所と環境が近いため、お届け後に大きな温度差がない分、
植物にとって負担が少なく、育てやすくなるのです。

少し余談となりますが、こちらはオランダのアムステルダムの一風景。
よくヨーロッパではこのように窓辺に花を飾っています。
窓辺に飾る花は、色々なお花を組み合わせて楽しむというよりは、一種類にまとめて
いることが多く、その中でも多く飾られているのがゼラニウムです。

たくさんの飾るスペースがあると、こんな風な飾り方は素敵ですが、
今回は一鉢でゼラニウムの魅力が楽しめる
スタンダートな「ガーデントン」
モミジの形をした葉と紅葉が楽しめる「ピンクファイヤー」
花火のような個性的な花の「ヘブンストリート」 の3種類です。

暑さを乗り越えて、たくましく育ったゼラニウム。
日当たりが大好きな植物です。
家のベランダや窓辺でお楽しみください。

[ネットストア] 10月限定 ゼラニウム

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