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ボリュームたっぷり。山形県のアルストロメリア

2013年11月06日

アルストロメリアというお花をご存知ですか。

とても品種の多いお花で、色、花びらの模様、花の大きさなど様々。
主役として目立つことは少ないですが、
名脇役としていろいろなところで使われているので、
見たことがある、という方は多いかもしれません。

アルストロメリアは1本に複数のお花がついているので、
同じ本数でもボリュームがあります。
ユリ科の植物なので、ユリと同じように保ちがよく、
長くお楽しみいただけるのが特徴です。
脇役として使われることが多いけれど、実はとってもお得なお花なのです。

11月限定でご紹介するのは、山形県鶴岡市で育てられたアルストロメリア。
鶴岡市は庄内平野の中心に位置し、日本海に面した砂地の地域です。
その砂地の特徴を活かしてアルストロメリアを栽培しています。

砂地というと、植物の栽培には一見向かないイメージですが、
砂地のデメリットとも思えるところをメリットとして、
アルストロメリアを栽培しています。

ひとつめは、砂地だからコンパクトに育つ、ということ。

コンパクトだからといってボリュームがない、ということではありません。
お花屋さんで見かけるアルストロメリアの中には花茎の部分が育ちすぎて、
いわゆる"あばれた"姿に育っているものもあります。

鶴岡のアルストロメリアはそういうことがなく、コンパクトな花姿のため、
特にご自宅で飾るときには飾りやすいのです。

なぜコンパクトに育つか、というと、砂地は土の畑に比べて水分や肥料分が少ないから。
水分や肥料分が少ないと、植物は自らそれを求めて根を伸ばそうとします。

自ら水分や肥料分を求めて根を伸ばしたアルストロメリアはたくましく育ち、
水や肥料分が多い、ということがないので育ち過ぎません。

それでは水や肥料分が足りないのか、ということではなく、
砂地だから、必要な分を必要な時だけ与えることができる、
というのがふたつめのメリットです。

砂地は排水に優れているので、水や肥料分がどんどん浸み込んで、
そして流れ出ていきます。
流れ出る分、追肥や水やりの回数が多くなり、手間もかかります。

これはデメリットですが、一方で、余分な水や肥料分が残らない、
ということをメリットとして
必要なときに必要な分の水や肥料を与えることができるのです。

花が咲きたいときにいかにきれいな色を出させてあげられるか、が一番大切、
とは、生産者さんのことば。

アルストロメリアの声をしっかり聞いて、
必要なときに必要な水や肥料を与えて、
アルストロメリアが咲きたいときにきれいに咲くことができるように育てています。

お家で過ごす時間が長くなるこの季節、
ボリュームたっぷりのアルストロメリアを飾って
ゆっくりとくつろげる空間をつくりませんか。

[ネットストア]
11月限定 アルストロメリア

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