球根付きで楽しむチューリップ
チューリップといえば春を代表するお花。
今回ご紹介するのは、多くの人が思い浮かべるのとはちょっと違う、
球根付きのチューリップです。
土に植えて育てるのではなく、フラワーベースに入れて楽しみます。
この球根付きチューリップは、神奈川県平塚市で育てられています。
他にも切花で楽しむポインセチアなど、
わくわくするお花を年間を通して育てている生産者さんですが、
もともとは普通のチューリップを中心に育てていました。
数年前に、花の先進国オランダで、チューリップが球根付きのまま飾られているのを知り、
球根付きチューリップの栽培を始めたそうです。
このチューリップの魅力は、なんといっても球根が付いていること。
透明のフラワーベースに入れて、球根が見えるように飾ってほしい、と生産者さん。
原種に近い品種のため、可憐で小さなお花です。
冬が終わって芽を出したばかりの植物のようで、いとおしくなります。
球根付きチューリップは水耕栽培といって、土ではなく、
水を溜めた器に入れて育てています。
水耕栽培のメリットは、器を置く台の高さを自由に調節できるため、
収穫のときの体への負担が軽くなること。
一方で、植物にとって重要な水やりの調整は、土に植えて栽培する方が楽だそうです。
水を溜めた器で育てるというと、小学校のときのヒヤシンスの栽培を思い出します。
水さえ与えておけば育つようなイメージがありますが、
植え付けや水の管理には、プロの生産者さんならではのこだわりがつまっています。
そのこだわりによって、しっかりと茎がしまって、長く楽しめるチューリップに育ちます。
切花は、糖分の入った活力剤を水に入れるとつぼみまで咲きやすくなり、
長く楽しめるといわれています。
球根付きチューリップの水にも、活力剤を入れてもよいのですが、
入れなくてもちゃんと長く楽しめます。
なぜなら、球根が付いていて、しかも根っこも出ているので
植物自体が活動してエネルギーを生産できるから。
なるほど、と思いました。
春を感じさせてくれる球根付きチューリップ。
透明のフラワーベースや食器に入れて、球根も一緒にお楽しみください。
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2月限定 チューリップ