梅酒の仕込み
今年は、いつになく早い梅雨入りでした。「梅雨とは梅の実が熟するころに降る雨」と言うとおり、この時季、みずみずしい青梅が出回ります。注文していた梅が届いたので、早速、梅酒を仕込みました。
「仕込み」などと、ご大層に言ってみたものの、つくり方はいたって簡単。よく洗ってヘタをとった梅と氷砂糖、ホワイトリカーをガラス容器に入れて、おしまい。あとは、「時間に任せる」だけです。もっとも、ファストフードに慣れた現代人には、ここが苦手なところかもしれません。
標準的なレシピは、梅1kgに対して、氷砂糖500g、ホワイトリカー1.8リットル。私はホワイトリカーの半量をブランデーにします。
- 洗って、水気を拭き取ります。
- 楊枝で、ヘタをとります。手間のかかるのは、唯一、この段階だけ。
- 青梅と氷砂糖を入れた容器に、ホワイトリカー(ブランデー)を注ぎ入れて完了。3ヶ月後くらいから飲めるようになりますが、時間をかけて熟成するほど、濃厚な味わいに。
- こちらは、ホワイトリカーで漬けた5年もの。「時」に熟成されて、色も香りも古酒のような味わいです。
- 真夏には、氷を浮かべて飲むとスッキリ。
梅酒に始まり、夏には森の中の桑の実を使う「桑の実酒」、秋には「花梨酒」と、年に何回か果実酒作りを楽しみます。続きは、また、その季節に。