初夏のしつらえ
雨が続くと、富士山は姿を隠し、ミルク色の靄(もや)に包まれた森の中では野鳥たちも声をひそめているようです。でも、雨に洗われたみどりは、心が洗われるほどきれい。こんな時季は、森の草木で食卓や窓辺を飾ります。
雨雲が消えると現われる富士山。やっぱり、頭は「雲の上」です。
冷酒の傍に、若葉を1枚。箸置きには、山吹の花を。
季節の花を挿し込むと花束に見える箸置き。
後ろにさりげなく座っているのは、家猫。おいしい草はないかと、狙っています。
置台の上で花瓶の草花をチェックする家猫。
野の花には、一輪挿しがよく似合います。
家猫に食べられて、あっという間に丸裸。彼にかかると、生け花も猫草です。