ハンカチの花?
この時季、森を歩くと木々の花がひっそりと、しかし精一杯、咲いています。この時季の木の花は、概して地味なものが多いのですが、これは例外。ハナミズキと同じミズキ科の仲間、「ヤマボウシ」です。ハナミズキのことを「アメリカヤマボウシ」とも言いますから、日本ではこっちの方が先輩格なのでしょう。
「ハンカチの花」と呼ばれるのはこのヤマボウシのことだとばかり思い込んでいたのですが、どうやら「ハンカチノキ」は別に存在するようです。でも、やっぱり、ハンカチに似ていますよね。それも、パリッと糊のきいた真っ白いハンカチ。
- ハナミズキと見分ける方法は、花びら。先が尖っているのがヤマボウシで、ハナミズキは丸まっています。
- 夏の終わりには、こんな面白い実をつけます。
- 秋に色づいた実。そのまま食べられますし、私は果実酒にもします。
- 山に自生するアジサイも、咲きはじめました。
- こちらは、モミジイチゴの花。野イチゴの中で真っ先に実をつけて、楽しませてくれます。
- よく見ると、花火のように可愛い花。
- カンザシのような、こんな花も。名前はわかりません。
木の花は高いところに咲くものが多いので見落としてしまうことが多いのですが、目を凝らすと、東京の街路樹でも発見できると思います。