緑のシェードの実り
緑のシェードを熱心に育てている友人から、その副産物であるゴーヤの実をお裾分けしてもらいました。ゴーヤは大好きな野菜ですが、日本では沖縄から広まったように、もともと暑い土地の野菜。標高約1300mの我が家の畑では、さすがに育たないので、スーパーで買っています。
ふだんはチャンプルにして食べることが多いのですが、せっかくの「いただきもの」。以前、沖縄物産展で「ゴーヤ茶」を売っていたのを思い出し、自分でつくってみることにしました。
中・右:紅茶を淹れる感覚で、ポットに入れて熱湯を注ぎ、しばらく蒸らします。
色はやや薄めですが、沖縄物産展で買ったゴーヤ茶とほぼ同じものが出来上がりました。お陽さまの温もりを感じさせるほんのりした甘みが、ふわ~っと口の中に広がります。その奥に、ほんの少しだけ苦みも感じられて、「私はゴーヤだよ」とさりげなく主張しているようです。
色がもう少し濃くなるかと、試しに少しだけ煮出してみましたが、苦みがグンと強くなって、舌にあたる感じ。こちらは、あまりおススメできません。
お茶を淹れた後のゴーヤは、「出がらし」というより、また「野菜」の顔に戻った感じです。なんとなく、捨てるにはしのびなくて、佃煮風にしてみました。
ゴーヤをチャンプルにするとき、油が少ないと苦みがあるものですが、この佃煮風は油をいっさい使っていないのに、苦みなし。苦味の苦手な子どもも、喜んで食べてくれました。天日干しの段階で、お陽さまが苦みを飛ばしてくれたのかもしれません。
この夏、緑のシェードでゴーヤを育てられた方も多いことでしょう。
たっぷり収穫できたときは、ゴーヤのお茶も、お試しください。