小春日和の外ごはん
ゆっくり朝寝して起きた週末、青空が広がっていたら、幸せな気分になります。その反面、もう少し早起きしていたら遠出もできたのになぁ...という後悔の念も少々。穏やかで暖かい小春日和となれば、なおさらです。そんな日は、庭でブランチ。森の紅葉や黄葉を眺めながら、おいしい空気も一緒に、ゆっくりいただきます。
「外で食べようか?」と声をかけると、家族全員、即賛成。早速、準備にかかります。といっても、いわゆる「お弁当」を作る暇はありません(なにしろ朝寝坊しているのですから...)。庭のパーゴラにテーブルをセットして、フレンチトーストを作り、サラダとスープを添える。早い話が、いつものブランチを庭に運び出すというだけです。それでも、なんだか、いつもより数段おいしい。外の自然とつながっているという感覚が、食事をおいしくさせるのかもしれません。
時には枯れ葉が舞い落ちてスープに入ったりすることもありますが、それもまた、外ごはんの味わい。自然の傍で食べると、いつもの料理もおいしく感じるから不思議です。
この先、季節が進むに連れて、外ごはんの会場も、ベランダや焚火の傍へと移動していきます。雪景色を見ながら、熱々のスープや甘酒を飲むことも。せっかく四季のある国に住んでいるのですから、食事の場を通しても、その季節を味わい尽くしたいものです。