連載ブログ 緑のシェード
夏の日差しを爽やかにさえぎる緑のシェード。花や実も楽しめて、育てやすく、後始末しやすいのはどれ?
研究所のスタッフが庭先で、数種類のツル植物を同時に植えて比べるという欲張った実験です。

まとめ ─緑のシェード実験 その24─

2011年10月26日

夏の日差しを爽やかにさえぎってくれる緑のシェード。どんな植物が緑のシェードに適しているのでしょうか。緑のシェード実験では、6種類のツル植物を同時に育ててみました。
育てやすく、後始末しやすいもの、できれば花や実も楽しめるもの。そしてなにより厳しい残暑の時期までしっかりと葉影を作ってくれる植物は? 来年の苗選びの参考にしていただけたら幸いです。

5月から9月までの様子

まとめてみると

植物は、土、日照、気温、水、肥料、そしてその苗自体によっても育ち方が違います。今回は短期間ですし、地域差もあるとは思いますが、半年間の緑のシェード実験を表にまとめてみました。
地植えならテラスライムはお勧めです。さつま芋によく似ていますが、ライムグリーンの葉が美しく、影も明るいので家の中が暗くなりません。また連作障害もないので毎年同じところに植えられます。枝が伸びたら誘引してください。ネットに添って上がっていきます。苗を置いていない店もありますが注文で取り寄せられるはずです。他には宿根朝顔が育てやすく、長く花も楽しめるので適しています。もちろんゴーヤは育てやすく実も楽しめていいのですが、夏の強い日差しに当たると葉が萎れるのでシェードとしてはいまいちだと思いました。
プランターならゴーヤか宿根朝顔でしょうか。ゴーヤは連作ができないので土には気を付けてください。
地植えよりもプランターで育てる場合は土選びが決め手になります。市販の培養土を使うと手っ取り早くて便利なのですが、品質にばらつきがあるようです。プランターで成功している人の話を聞くと、市販の培養土に完熟牛糞を1:1で混ぜて使っていました。参考にしてみてください。

皆さんは来年は何を植えますか。

半年間、緑のシェード実験ブログをお読みいただきありがとうございました。

  • プロフィール くらしの良品研究所所員
    H.Nさん

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