緑のシェードにはどんな植物が適しているのでしょう
緑のシェードとは、ツル性植物を窓や壁に這わせた「自然の日除け」のこと。緑の葉は夏の強い日差しをさえぎり、水を上昇させて温度を一定に保とうとするので、周囲の温度を下げるのです。夏の節電対策に役立ちそうです。
緑は目にも涼やかですし、花や実も楽しめたとしたらいいですよね。
以前に行った「住まいと緑についてのアンケート」では、緑のシェードを育てている人は5人にひとり。夏を快適にすごすために緑を活用する人は確実に増えているようです。植物としてはゴーヤがよく紹介されていますが、意外と早く枯れてしまうという声も聞きます。
緑のシェードとして望ましい条件を経験者から聞くとざっと以下のような項目があがります。
- ・6月中旬から9月下旬までは元気な緑である
- ・葉が大きすぎない、軽い
- ・育てやすい、病気になりにくい
- ・秋に撤去する際にネットから外しやすい
- ※花が咲いたり、よい香りがしたり、実が食べられればさらに楽しい
一種類ではなく、複数の植物を組み合せさせてみるのもいいという話も聞きました。
さて、どんな植物が緑のシェードに適しているのでしょうか。先人たちのアドバスを受けながら、くらしの良品研究所でも緑のシェードにチャレンジしてみることにしました。
一般住宅の庭先で、6種類のツタ植物を同時に植えて比べるという欲張った実験ですので、突発事故も起きるかもしれません。
失敗も成功の基になるよう、緑を愛おしみながらご報告していきたいと思います。
応援お願いします。
緑のシェード実験プラン
- 実験期間
- 2011年4月~10月
- 植える植物
- ゴーヤ きゅうり テラス・ライム さつま芋 朝顔 琉球朝顔(いずれも市販苗)
- 植える環境
- 千葉県船橋市 戸建て 地植え及びプランター
- からませるもの
- プラスチック製ネット
- 今後の報告
- くらしの良品研究所webで毎月1回ペースで6回程度