さつま芋で緑のシェードができるのでしょうか ─緑のシェード実験 その4─
- この写真の農園を訪ねたのは昨年の11月でした。いろいろな野菜がたくましく育っている畑にさつま芋もありました。ツルが柵を越えて繁っていて、緑のシェードとして使えそうですし、お芋も収穫できるとしたらとても魅力的です。そこで今回の緑のシェードの実験にさつま芋も加えてみることにしました。
- (株)永田研究所 2010.11
さつま芋苗の植え方には水平、斜め、垂直といろいろあるようです。畑でよく見るは斜め植えですが、垂直に植えるのは「立ち作り」と呼ばれ、ネットなどに誘引してやると受光量が多くなるので大きな芋が収穫できるということです。緑のシェードとしてどのくらい繁ってくれるかはわかりませんが、植えてみることにします。
芋の苗はホームセンターで買えますが50本単位でした。緑のシェード用には2~3本でいいので、ご近所の自家菜園をなさっている方にお分けしました。他の苗と違って根がないので大丈夫かなと不安ですが、あまり深く植えると芋が付きにくくなるそうなので、深さ5センチほどツル(苗)を埋めました。さつま芋は、日当たりや水はけがよく、やせ気味の土地が適しているそうですから、深型であれば大きなプランターや「土のう袋」でも作れるそうです。バルコニーや屋上でもさつま芋が収穫できるとしたら楽しいですね。そこで「土のう袋」にも植えてみることにしました。ネットを張った場所はすでに定員オーバーなので、フェンスに誘引することにします。
定植後10日ほどは水やりが欠かせませんので、ホースの届く位置に置きました。
ほんとうにこの袋の中にお芋ができるのでしょうか。楽しみ半分、心配半分です。
- 緑のシェード実験では、どんな植物が緑のシェードに適しているのかを見るために、一般住宅の庭先で、6種類のツタ植物を同時に植えて観察しご報告していきます。これで、ゴーヤ、きゅうり、テラスライム、さつま芋と4種類のツル植物が並び植わりました。後は、朝顔と琉球朝顔の苗が出回るのを待っています。