西洋朝顔と琉球朝顔を並べて植えました ─緑のシェード実験 その6─
- 緑のシェードの望ましい条件をおさらいしてみますと、
- ・6月中旬から9月下旬まで緑である
- ・木漏れ日が漏れる程度の密集度
- ・軽い
- ・発芽しやすく、育てやすい
- ・病気になりにくく、虫がつきにくい
- ・台風などの風雨でダメージを受けにくい
- ・秋に撤去する際にネットから外しやすい
- 西洋朝顔、琉球朝顔他様々なツル植物による緑のシェードPhoto by 本橋亮一
などですが、これに加え、花が咲いたり、よい香りがしたり、実が食べられればさらに楽しいですよね。
西洋朝顔の花が好きで緑のシェード用に植えたことがあるのですが、ちょうど欲しい1階の窓の部分が早く枯れてしまったので、一度で止めていました。今回アドバイスをいただいた本橋さんによると、西洋朝顔は花の数が多く上へ上へと伸びる半面、下葉が枯れてしまうそうです。ですので、枝が下へも伸びる習性のある琉球朝顔を一緒に植えることで、西洋朝顔の枯れた部分も補って花を楽しみながら日陰を確保できるそうです。本橋さんはいくつかのツル植物を同時期に植えて試されたのですが、西洋朝顔と琉球朝顔の組み合わせが、緑のシェードの条件に一番適していたということです。今回の実験でも西洋朝顔と琉球朝顔を並べて植えました。
西洋朝顔はピンクの大輪「あけぼの」を選びました。
(左)西洋朝顔 (右)琉球朝顔
- 西洋朝顔
- 琉球朝顔
琉球朝顔は宿根で、種はできません。花は西洋朝顔のようにしぼんでしまうことなく1日中咲いているそうです。花の色は青ですが、午後には赤っぽくなるとか。ご近所でも2階の窓までこの琉球朝顔で覆われている家があります。今回も植えるとすぐにツルを伸ばし始め繁殖力は旺盛です。それを見越して充分間隔を開けました。
日射しが強くなりはじめました。毎日伸びる植物の様子を見るのが楽しみです。
琉球朝顔の枝は下に行きたがる Photo by 本橋亮一