連載ブログ 緑のシェード

きゅうりとゴーヤの手入れ ─緑のシェード実験 その9─

2011年06月15日

気温の上昇とともにツルが伸びてきました。きゅうりやゴーヤはもう花も付けています。緑のシェード(カーテン)のマニュアルには、よく「整枝」とか「摘芯」という言葉が出てきます。「整枝」とは不要な枝を刈り込んで形を整え、または、結実作用を調節すること。「摘芯」とは、生育が盛んなツルの先端を摘み取ることで、脇の新芽の発育を促すこと。朝顔などは、脇芽から出たツルの方に花が付きやすいとか。

きゅうりは、整枝しないと株全体の生育が悪くなるそうです。根元から5節までの側枝は除き、下の方にできた小さなきゅうりも思い切って取りました。

プランターのゴーヤも大分伸びて、高さが1mほどになりました。ゴーヤはほうっておくとどんどん上にのびてしまうので、摘芯しました。こうすることで枝は横にも広がり緑のシェードになるということです。

ところで、ゴーヤの葉が虫食いだらけになっているのに気づきました。よくよく見るのですが、虫の姿はありません。夜を待って懐中電灯で照らすと、「あっ!」。思わず声が出てしまいました。昼間は地中にいて、夜、葉を食い荒らす悪名高き夜盗虫です。箸でつまんで駆除しました。蓼食う虫も好き好きのことわざ通り、苦いゴーヤにも虫がつきます。地植えの場合には特にご用心ください。

[参考資料]
港区ポータルサイト「環境学習」
平成23年度 緑のカーテン > 緑のカーテン育成マニュアル(PDF)

  • プロフィール くらしの良品研究所所員
    H.Nさん

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