追肥のタイミング ─緑のシェード実験 その10─
きゅうりが大きくなってきましたが、心なしか葉の色が冴えません。
開花までは、市販の培養土に含まれている肥料で十分だそうですが、花が咲き実を付ける時期になると追肥が必要になるようです。
水と同じように、肥料も少なすぎてはいけませんが、濃すぎると、浸透圧の作用で、根の水分を土の方に吸い出すことになってしまうので問題を起こすとか。きゅうりの根の周りを軽く耕して、肥料を少しあげました。今回使ったのは、我が家にあった有機質肥料ですが、けっこう臭う。ベランダなどでは固形や液体の化成肥料の方が取扱いが簡単で清潔なようです。肥料の状態は葉の色を見るとある程度わかるそうです。葉の色が黄ばんできたら不足気味で、黒ずんで艶がなくなってきたらやりすぎです。
ここで、ゴーヤの苗を出荷している福島県南相馬市の育苗農家の只野さんの追肥の仕方をご紹介しましょう。
南相馬は3.11以降甚大な被害が重なっている地域ですが、「復興の一歩の種を撒き、思いを全国の人に届けたい。」
と、ゴーヤの苗の再出荷を始めました。詳しくは次回ご紹介しますが、ゴーヤは、追肥すれば9月~10月までも緑を保つことができるそうです。8月頃には枯れてしまうと思っていたので驚きです。
只野さんが使っているのはゴーヤ・キュウリの化成肥料ですが、特に専用でなくてもいいそうです。
復興の願いをその小さな葉に込めて出荷を待つ南相馬のゴーヤの苗たちは、小さいながらたくましさを秘めているように見えます。緑のシェード(カーテン)は今からでもじゅうぶん間に合います。
苗の他に、土や肥料、プランター、ネット、栽培方法DVDがセットになっているのですぐ始められます。大きく育つには充分な量の土が必要な為、セットのプランターは大きめです。セットはWebで購入できますが、まずはこちらをご覧ください。