連載ブログ 緑のシェード

残暑の中で ─緑のシェード実験 その19─

2011年09月14日

日が落ちると虫たちが鳴く季節になりました。朝夕は涼しくていいですね。
でも日中の日差しは厳しく、最高気温が真夏並みになる日もあります。試しに気温を測って見ましたら、日向で40度、葉陰は30度で、その差は10度もありました。緑のシェードは今しばらく必要です。

緑のシェードの9月中旬の写真です。左からゴーヤ5本、テラスライム1本、さつま芋2本、朝顔3本、宿根朝顔2本の計13本のツル性植物を植えてあります。ゴーヤが多いのは、キューリが7月中に早々と脱落してしまったのでその後に南相馬のゴーヤを植えた為です。9月に入ってイモ類が元気なのでちょっと混みあってきました。現在の間隔は50~60cmですが、今度植えるとしたら90cm間隔くらいがよさそうです。

ゴーヤと朝顔に黄色い葉が出始めましたが、ゴーヤは予測より長持ちしています。ただうまく育ったのは地植えの場合で、プランターは難しかったです。原因は土の問題、追肥の仕方、ネットが細かすぎたことなどが考えられます。プランターで立派に育てている方もいらっしゃるので、成功者に学び、失敗を踏まえて、来年再挑戦したいと思います。

朝顔やゴーヤは日照時間が短くなると開花する短日性植物の仲間です。一旦終わったかに見えた花が、再び咲き始めました。朝の涼しいうちに起きては花を眺め、元気をもらっています。

  • 宿根朝顔
  • 宿根朝顔
  • ゴーヤ
  • 朝顔

ところで、下の写真は何の花だと思いますか?最初は朝顔がさつま芋のツルに絡んでいると思ったのですが、ツルにはとげがあり、花も小さく、どうみても朝顔ではない。ツルをたどってみると、さつま芋の根元に行き着きました。
これはさつま芋の花です。沖縄などでは咲くそうですが本州では珍しいとか。
緑のシェードとして垂直に這わせたさつま芋に咲きました。花が咲いた後を見るとこんな膨らみが。さつま芋に種ができるのでしょうか。

  • プロフィール くらしの良品研究所所員
    H.Nさん

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