まとめ ─緑のシェード実験 その24─
夏の日差しを爽やかにさえぎってくれる緑のシェード。どんな植物が緑のシェードに適しているのでしょうか。緑のシェード実験では、6種類のツル植物を同時に育ててみました。
育てやすく、後始末しやすいもの、できれば花や実も楽しめるもの。そしてなにより厳しい残暑の時期までしっかりと葉影を作ってくれる植物は? 来年の苗選びの参考にしていただけたら幸いです。
5月から9月までの様子
- 5月下旬
苗を全て植え終わりました。面になって伸びていくように摘芯します。
きゅうりとゴーヤの手入れ ─緑のシェード実験 その9─ - 7月上旬
気温が高くなってツルが伸び始めます。きゅうりが収穫できました。花が咲き始めたら追肥します。
追肥のタイミング ─緑のシェード実験 その10─
- 7月下旬
日射しが強くなってきました。緑のシェードの完成が待たれます。キューリは早々と枯れてしまいました。
台風一過 ─緑のシェード実験 その15─ - 8月中旬
グングン伸びています。テラスライムやさつま芋などは誘引してやります。ゴーヤが豊作です。
百成りレイシ ─緑のシェード実験 その18─
- 9月中旬
日陰は涼しいのですが、残暑は厳しく、日向は40度くらいになることも。軒下まで届き、緑のシェード完成です。
残暑の中で ─緑のシェード実験 その19─ - 9月下旬
台風に直撃され、少し早目の幕引きとなりました。さつま芋が収穫できました。
早めの幕引き ─緑のシェード実験 その21─
まとめてみると
植物は、土、日照、気温、水、肥料、そしてその苗自体によっても育ち方が違います。今回は短期間ですし、地域差もあるとは思いますが、半年間の緑のシェード実験を表にまとめてみました。
地植えならテラスライムはお勧めです。さつま芋によく似ていますが、ライムグリーンの葉が美しく、影も明るいので家の中が暗くなりません。また連作障害もないので毎年同じところに植えられます。枝が伸びたら誘引してください。ネットに添って上がっていきます。苗を置いていない店もありますが注文で取り寄せられるはずです。他には宿根朝顔が育てやすく、長く花も楽しめるので適しています。もちろんゴーヤは育てやすく実も楽しめていいのですが、夏の強い日差しに当たると葉が萎れるのでシェードとしてはいまいちだと思いました。
プランターならゴーヤか宿根朝顔でしょうか。ゴーヤは連作ができないので土には気を付けてください。
地植えよりもプランターで育てる場合は土選びが決め手になります。市販の培養土を使うと手っ取り早くて便利なのですが、品質にばらつきがあるようです。プランターで成功している人の話を聞くと、市販の培養土に完熟牛糞を1:1で混ぜて使っていました。参考にしてみてください。
皆さんは来年は何を植えますか。
半年間、緑のシェード実験ブログをお読みいただきありがとうございました。