チャン、チャン、チャレンジ ミニマルライフ!
衣服・デザイン関連の仕事について、はやくも45年。一念発起して、ミニマルライフにチャレンジすることを決める。その様子を、夏目漱石の「我輩は猫である」をヒントに、猫の目を通して描く。猫は、偶然に出会い購入した、絵本作家・作家の南椌椌(みなみくうくう)さんの作品「青い夜のエマ」。

衣類整理は続く

2018年11月21日

季節の変わり目は、街ゆく人々を見ていると面白いですね。半袖の人もいれば、トレンチコートを着ている人もいます。人それぞれ。何を着たらよいか、決めるのが難しい時期なんですね。電車に乗った時の不快な生暖かさ、そうかと思うと、日が暮れてからは、薄寒くなってくしゃみがでたり、、、。こういう時の衣替えは、はかどりませんね。そういう私エマの買い主、もわ萌亜さんも、3度目の衣服整理を断行しようと意気込んでいたのに、出鼻をくじかれてしまいました。

とはいえ、衣替えは、衣類整理の絶好のチャンス。無理せずに、もわ萌亜さんはだんだんと減らしていっています。一気に断行した方が、スッキリするし経済的。でも、幸か不幸か、もわ萌亜さんは、仕事柄、当然ながら欲しい服に巡り会う機会が多いのです。ワクワク、ドキドキする服の中でも、吟味して購入した服ばかり。(衝動買いもありますが!)。今見ても"ワクワク"は変わらない。だから、仕分けするのが難しいんですね。それに、ベーシックなものではなく、流行りを超えた服というのがあるんですって。そういう服は、少々高価だったようだけど、長くしまっておいても、ファッションの空気感と重なって、また復活してくるんです。「着ていると、ブランドを聞かれたり、褒められることも多々経験している」って、もわ萌亜さん言ってますよ。

さて、皆さん同様、もわ萌亜さんは、衣服を3種類に分けているんです。部屋でまったりする時のくつろぎ着、仕事場にこもる時の作業というか仕事着。打ち合わせやレセプションなどにいく時の服。たぶん、2つめの仕事着が、いわゆる普段着や日常着に当たるみたいです。よくいわれる、ワンマイルウエア(以下、OMW)でしょうか。もわ萌亜さん、毎日、生き生きと暮らすためにも、このOMWをとても大切に考えています。

そういえば、一時期、フランスのマダムは、10着しか洋服ダンスに入っていないとか、かなり話題になりましたが、少ない服で着回しができることを、皆さん、望んでいるんですね。日本は四季があるし、日々、新鮮な気持ちでいるためにも10着では無理でしょう。もわ萌亜さん、OMWの試行錯誤を重ねた結果、真冬の3ヶ月間は、9着ぐらいですませています。

さて、着こなしの基本は足元だと、もわ萌亜さんは言います。靴が服装を決めると言っても過言ではないぐらい。もわ萌亜さんは、歩きやすいホワイトレザーのスニーカー。それも、ひもではなく、着脱に便利なベルクロを選んでいます。ボトムは、体のラインの出ない、ややワイドなストレートパンツ。それに温かいカシミヤニットというのが、真冬のOMWの基本スタイル。それに、ダウンコートもありましたね。

寒さが厳しい時は、温かくて、動きやすく、心身ともにリラックスできることが大切。パンツは、細めの糸を使ったウール100%。色は、チャコールグレイとネイビーにグリーン。カシミヤのニットは、ピンク(ハイネック)、グレージュ(丸首)。そして、お気に入りだったタートルのネイビーは、あまりに長く着て擦り切れてしまったため、数年前に、グリーンの後ろ見頃を前にしても着られるVのゆったりしたウールニットを購入。重宝しているようですよ。トップスとボトムス、全てコーディネイトができて、これだけで9通り。Vや丸首に合わせるカットソーの色を加えれば、さら組み合わせは増える!。ちなみに、もわ萌亜さん、無印良品のタートルのカットッソーを愛用しています。当然写真のもです。

クローゼットの上段に並んでいるバンカーズボックス。エマ、どうして書類入れが置いてあるのかと思っていたら、みんな洋服が入っていました。重くなりすぎず、出し入れが楽なんだすって。えっ、Found MUJIで購入したんですか! それと、そのトート型収納に入っているのは、ダウンコートとダウンジャケットですよね。もわ萌亜さん、ちょっと減らした方がいいんじゃないですか!

  • プロフィール もわ萌亜(もわもあ)
    ファッション、編集関係の仕事をしています。

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