研究テーマ

ものの持ち方

きれいにすっきり暮らしたい。そう思っていながら、ものは家の中にどんどんあふれていきます。ものを増やさないようにと思いながらも、欲しいものに出会ったりします。一体どうしたら、そんな「もの」をしっかりすっきり収めることができるのでしょうか。「収納」は永遠のテーマです。

日常使うものだけを、身近なところに

以前「お宅訪問」をしたときに見た、ものの整理のための知恵をご紹介しましょう。
そのお宅では、「普段使いのもの」と「お客様や特別なときにしか使わないもの」をしっかり分けて、別々の場所に収納していました。家族4人暮らしだから、お皿も、コップも、お椀も、カトラリーも、キッチン周りに置くのはそれぞれ4つだけ。洋服も、そうです。普段着るものだけは、身近な使いやすい場所に。それ以外のものは、名札をつけて別の場所に。料理道具も同じように、普段使いの鍋やフライパンはすぐに出せるところに。それ以外は、少し遠くても別の場所にわかりやすく収納しておく、といった具合でした。適度の量で普段使いのものだけがあるなら、整然と並べるのも意外と簡単というわけです。
その一方で、コレクションのように、使わなくても飾っておきたいものや、眺めるだけで幸せに感じるものもあるでしょう。そういったものは、自分にとって大事なものと割り切って、「飾る」という意志をもって飾ってしまう。
「日常のもの」「特別なときに使うもの」「コレクション」と整理して、すみわけをしながら収めていく。こんな考え方は、いかがでしょう?

あえて、隠さない収納

日常的に使うものはオープンな戸棚に収納する、というのもひとつのアイデアです。扉のついた場所に収納すると、見えないということで安心して、不用なものまで溜め込んでしまいがち。隠すのではなく、整理の状態が一目でわかるようにしておくことで、いつも整った状態にしておこうという気になります。使ったら戻す、使わないものは別の場所に移動する。こうすることで、いつも循環しているものだけを置くようにしておくのです。

一度、家の中のものを棚卸ししてみるのもいいでしょう。捨てるまではできないにしても、せめて、普段使うものだけを選別してみる。そして普段使いのものとそうでないものに分けて収納していく。すっきり暮らすための第一歩は、そんなところにありそうです。

すっきり暮らすための収納の知恵をご紹介してみました。
みなさんは、どのような工夫をなさっていますか。ご意見をお待ちしています。

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