研究テーマ

2000年 土釜おこげ

2000年 土釜おこげ

今の技術で昔の味を

立ち込める湯気の中から顔を出す、ふっくら、つやつやのご飯。ぱりっとした"おこげ"の香ばしさ。
電気炊飯器全盛の時代に、「お釜で炊くご飯のおいしさをもっと手軽に味わえたら」を実現した商品です。中強火で15~17分炊いて火を止め、20分間蒸らすだけでご飯が炊け、面倒な火力調整を不要にしました。炊く時間を1分前後延ばせば、香ばしい「おこげ」もできあがります。

土は、有機物が混ざっている琵琶湖の湖底の粗土(あらつち)。焼成後にその有機物が燃えて細かな気孔をつくり、その気孔が「木のおひつ」のように呼吸するから、ご飯がべとつかず、冷めてもおいしさを保ちます。ぽってり肉厚の成形は、熱をしっかり蓄え、火を切った後も沸騰しながら蒸らし続けるため。
また、穴のないフタで釜の中に適度な圧力が加わり、釜の縁から落とし込んだ設計なので吹きこぼれの心配もありません。遠赤外線効果で、お米の芯まで熱が通り、ふっくらした炊きあがり。炊き込みご飯や玄米もおいしく炊けます。

土釜おこげは一時販売を中止していましたが、再販のご要望を数多くいただきき、2011年に復刻しました。現在は3合炊きと1.5合炊きの2種類を販売しています。

[ネットストア]
土釜おこげ 3合炊き 約直径22×高さ15cm
土釜おこげ 1.5合炊き 約直径18×高さ12cm