2008年 その次があるバスタオル
使いきる、生かしきる。
着古した着物が座布団やハタキになったり、浴衣が赤ちゃんのおむつや雑巾になったり
かつての日本には、モノが古びても用途を変えながら、大切に最後まで使いきる知恵がありました。
そんな昔の知恵に学んで生まれたのが、このバスタオル。無印良品の公募コンペ「MUJI AWARD 2(2007年)」で、金賞を受賞した作品を商品化したものです。
タオルは使っていくうちに、少しずつ汚れたり傷んだりしていきますが、その変化に応じて用途を変えていけば長く使えます。
バスタオルからバスマットへ、そして雑巾やウエスへ。使う人が「その次」の用途を考えながら、自分でハサミを入れサイズを小さくしていく━━そんなことが手軽にできるよう、織りの段階で縦横に「あぜ道(パイルのない地織りの部分)」を走らせました。そのラインに沿って切れば、切りっ放しでもほつれる心配はありません。
一見なんでもないバスタオルですが、そこに込められているのは「モノを大切に長く使いたい」という想い。同じ想いのお客様からは、「雑巾にする前に台布巾にも使える」といったアイディアも寄せられました。
発売当初は白のみでしたが、現在では白、ライトグレー、グレー、ネイビーの4色に。
※「その次があるバスタオル」は、2009年度のグットデザイン賞に選定されました。
[ネットストア] その次があるやわらかバスタオル/オフ白 70×140cm