鴨川まで稲刈りにいってきました! その2
鴨川トラストの稲刈り体験記その2です。ついに鎌を持って田んぼに分け入りますよ! 足袋や長靴が勧められていたので足下が心配でしたが、土が少し湿っている程度。ふんばってみても沈み込むことなく、ダメになってもいい靴で十分参加できそうです。
草刈り鎌は引き切りを覚えれば、力をいれずにザクザクと刈っていくことができます。しかし刈った稲をまとめようとしたら、「・・・どうやるんだっけ?」こっそり周囲を見ると、ほかにも同じ境遇の方がチラホラ。(足下に八の字に積んだ稲を置いて立ち尽くしているので、すぐ分かる)ぐるっと見渡せば、いました。1度聞いただけでちゃんとこなせる方! みんなで聞きにいって、「いざやってみると難しいですね」なんて負け惜しみをしてみたり。
「暑いですね〜」「以外と簡単」なんて話していたものの、いつの間にやら終始無言に。稲を刈る音と、子供たちがキャッキャする声だけが聞こえる不思議な空間でした。
中心あたりまで刈り進んでいくと、アゼに戻って稲をまとめるのに往復がつらくなってきます。刈る作業よりも往復がつらい・・・と思い始めたそのとき、「刈ったその場でくくってもらえればいいですよ〜!」と林さん。マジ天使。
考えてみれば当たり前なんですけどね。周りの人たちとひとしきり笑いあって、スパートをかけていきましたが・・・
「昔の人はこんなに苦労したのに年貢で取られるんですよね」
「それで食べられるのは粟や雑穀ばかりでしょ?」
「そりゃ一揆も起こりますよ」
「けど現代ではむしろその方が健康とされてるっていうね」
「違いない」
『あはははは!』
後半は半ばヤケ気味でした。
こうやって天日干しして水分をとばしていくんですが、非常に手間がかかるので地元でも滅多に見られない光景だそうです。林さんいわく「都会からこうして皆さんが参加してくれるから、見られる景色なんですよ」とのことです。嬉しそうに教えてくださるので、こっちもなんだか誇らしくなってしまいました。ふふ〜ん。
ふふ~ん そして印象的だったのが、このあとの落穂ひろい。
みなさんご存知、義務教育でたぶん習ってるミレーの傑作です。あれの体験もできる! 当時は落穂なんて知らないもんですから、「落ち穂ってなに?葉じゃなくて?」と腑に落ちなかったんですけど、ここでやっと納得した感じです。
ドはまりしてしまった数名の方とくまなく散策すると、あるわあるわ取り残し刈り残し。全員分集めたら、八の字にまとめるのにちょうどいい量になりました。
第1回の田植えから参加されている人もたくさんいらっしゃって、「お~こんなに大きくなったか!」と感慨深かったようです。だから一粒もムダにしたくなかったんですね。
この稲刈りの前の体験会までは水田状態だったので、「キミにも裸足で田んぼにはいる気持ちよさを味わってもらいたかったよ」なんて同情されてしまいました。その気持ちはスゴくわかる! 田んぼの土は何年もかけて作られる極上の逸品だから、裸足で踏み込むと超気持ちいいんだと小学生時の記憶が言っています。
お昼休憩をはさんで約5時間の作業で、6面分の稲を刈り尽くしましたよ。はじめは金色に輝く稲穂に心を奪われていましたが、作業を終えるとまた違った原風景が広がっていて、「これはまたいい景色」と感慨を持って眺めていました。
大人のみなさんは翌日の筋肉痛を心配されていましたので、そこは若さにたかをくくって笑顔でエール。
今回のイベントでは、当初より予定されていた昼食のカレーライスに加え、作業後に参加者の方が焼いてきてくださったライ麦パンが振る舞われました!
カレーには、地元でとれたて野菜をふるまうカフェのオーナーがひと手間もふた手間もくわえてくださっていました。ナスやトマトがふんだんに入っていて、付け合わせのオリジナルピクルスといっしょにペロリ! ゆえに写真はない(ごめんなさい)。
はじめて食べるそうめんカボチャやオクラの漬物は衝撃的で、あまりに感動していたものだから隣のおじさまが分けてくださいました(ありがとうございます)。
周りの人から「プロになればいいのに」と言われるほどしっかりしたパン。まさかの日本ミツバチ由来の蜂蜜も、大事に味わいました。日本ミツバチの蜂蜜に一部の人が大興奮するのでお聞きしたら、品種として弱いので外的にやられてしまい、今はとても貴重なのだそうです。
ふだん量販店の格安野菜やメープルシロップばかりのホーリーには骨身に染みる味たちでした。とてもおいしかった・・・
都会育ちの子供が野を駆け回るのを見て、とても喜んでいたお母さん。
第1回の田植えから夏の草刈りも参加して、我が子のように稲の成長を喜ぶ旦那さん。
双子を連れて奮闘し、たのしい思い出作りに笑顔が耐えないお父さん。
このブログを読んでくださっていて、声をかけてくれた元気なお姉さん。
次回の「収穫祭」への期待に胸がふくらむご夫婦。
泥臭いシーンはすべて現地の方がこなして下さるので、ホーリーのような新米小童でも難なく楽しむことができます。慣れてくるとすこし物足りないという方もいましたが、子供たちとお手軽農業体験にはもってこい!保育園生の子が最年少参加でしたが、とても満喫しているようでしたよ。
帰りの道中でご一緒した方はみんな笑顔で、鴨川を離れた余韻に浸る間もなく語り合いました。都心から特急で2時間の旅ですが、そんなもんじゃ足りないくらい最高のイベントになりました。
それでは、届くお米をワクワク待ちつつ、また引っ張りだした土鍋でお米を炊く練習をしておこうと思ったホーリーでした。
また次回もよろしくです!
いうてもドロはつくから、履き替えようの靴は必須よ
草刈り鎌は引き切りを覚えれば、力をいれずにザクザクと刈っていくことができます。しかし刈った稲をまとめようとしたら、「・・・どうやるんだっけ?」こっそり周囲を見ると、ほかにも同じ境遇の方がチラホラ。(足下に八の字に積んだ稲を置いて立ち尽くしているので、すぐ分かる)ぐるっと見渡せば、いました。1度聞いただけでちゃんとこなせる方! みんなで聞きにいって、「いざやってみると難しいですね」なんて負け惜しみをしてみたり。
「暑いですね〜」「以外と簡単」なんて話していたものの、いつの間にやら終始無言に。稲を刈る音と、子供たちがキャッキャする声だけが聞こえる不思議な空間でした。
中心あたりまで刈り進んでいくと、アゼに戻って稲をまとめるのに往復がつらくなってきます。刈る作業よりも往復がつらい・・・と思い始めたそのとき、「刈ったその場でくくってもらえればいいですよ〜!」と林さん。マジ天使。
考えてみれば当たり前なんですけどね。周りの人たちとひとしきり笑いあって、スパートをかけていきましたが・・・
「昔の人はこんなに苦労したのに年貢で取られるんですよね」
「それで食べられるのは粟や雑穀ばかりでしょ?」
「そりゃ一揆も起こりますよ」
「けど現代ではむしろその方が健康とされてるっていうね」
「違いない」
『あはははは!』
後半は半ばヤケ気味でした。
くくった稲は、竹で組んだ竿にはざ掛けしていきます
こうやって天日干しして水分をとばしていくんですが、非常に手間がかかるので地元でも滅多に見られない光景だそうです。林さんいわく「都会からこうして皆さんが参加してくれるから、見られる景色なんですよ」とのことです。嬉しそうに教えてくださるので、こっちもなんだか誇らしくなってしまいました。ふふ〜ん。
ふふ~ん そして印象的だったのが、このあとの落穂ひろい。
みなさんご存知、義務教育でたぶん習ってるミレーの傑作です。あれの体験もできる! 当時は落穂なんて知らないもんですから、「落ち穂ってなに?葉じゃなくて?」と腑に落ちなかったんですけど、ここでやっと納得した感じです。
ドはまりしてしまった数名の方とくまなく散策すると、あるわあるわ取り残し刈り残し。全員分集めたら、八の字にまとめるのにちょうどいい量になりました。
第1回の田植えから参加されている人もたくさんいらっしゃって、「お~こんなに大きくなったか!」と感慨深かったようです。だから一粒もムダにしたくなかったんですね。
この稲刈りの前の体験会までは水田状態だったので、「キミにも裸足で田んぼにはいる気持ちよさを味わってもらいたかったよ」なんて同情されてしまいました。その気持ちはスゴくわかる! 田んぼの土は何年もかけて作られる極上の逸品だから、裸足で踏み込むと超気持ちいいんだと小学生時の記憶が言っています。
サッパリしました!
お昼休憩をはさんで約5時間の作業で、6面分の稲を刈り尽くしましたよ。はじめは金色に輝く稲穂に心を奪われていましたが、作業を終えるとまた違った原風景が広がっていて、「これはまたいい景色」と感慨を持って眺めていました。
大人のみなさんは翌日の筋肉痛を心配されていましたので、そこは若さにたかをくくって笑顔でエール。
今回のイベントでは、当初より予定されていた昼食のカレーライスに加え、作業後に参加者の方が焼いてきてくださったライ麦パンが振る舞われました!
カレーには、地元でとれたて野菜をふるまうカフェのオーナーがひと手間もふた手間もくわえてくださっていました。ナスやトマトがふんだんに入っていて、付け合わせのオリジナルピクルスといっしょにペロリ! ゆえに写真はない(ごめんなさい)。
はじめて食べるそうめんカボチャやオクラの漬物は衝撃的で、あまりに感動していたものだから隣のおじさまが分けてくださいました(ありがとうございます)。
周りの人から「プロになればいいのに」と言われるほどしっかりしたパン。まさかの日本ミツバチ由来の蜂蜜も、大事に味わいました。日本ミツバチの蜂蜜に一部の人が大興奮するのでお聞きしたら、品種として弱いので外的にやられてしまい、今はとても貴重なのだそうです。
ふだん量販店の格安野菜やメープルシロップばかりのホーリーには骨身に染みる味たちでした。とてもおいしかった・・・
鴨川トラスト、また来たいぞ!
都会育ちの子供が野を駆け回るのを見て、とても喜んでいたお母さん。
第1回の田植えから夏の草刈りも参加して、我が子のように稲の成長を喜ぶ旦那さん。
双子を連れて奮闘し、たのしい思い出作りに笑顔が耐えないお父さん。
このブログを読んでくださっていて、声をかけてくれた元気なお姉さん。
次回の「収穫祭」への期待に胸がふくらむご夫婦。
泥臭いシーンはすべて現地の方がこなして下さるので、ホーリーのような新米小童でも難なく楽しむことができます。慣れてくるとすこし物足りないという方もいましたが、子供たちとお手軽農業体験にはもってこい!保育園生の子が最年少参加でしたが、とても満喫しているようでしたよ。
帰りの道中でご一緒した方はみんな笑顔で、鴨川を離れた余韻に浸る間もなく語り合いました。都心から特急で2時間の旅ですが、そんなもんじゃ足りないくらい最高のイベントになりました。
それでは、届くお米をワクワク待ちつつ、また引っ張りだした土鍋でお米を炊く練習をしておこうと思ったホーリーでした。
また次回もよろしくです!