今年も千里の団地でおもちつき!〜今回はちょっと裏話〜
大プッシュされる豚汁(回覧板)
今年もやってまいりました、新千里西町団地のもちつき大会! 昨年度はただの招待客でしたが、今年は運営の一員として、準備中に出た内輪話しをいくつかご紹介しちゃいます。
手始めに、よく聞かれる「なんで、もちつきを年明けじゃなくて年末にやるの?」って質問。答えは簡単!
「年明けは寝てたい」(コタツ出しました あったかいです)
というわけで年末におもちをたくさんついて、溜め込んで年明けを迎えるんだそうです。ホーリーの世代では新年のもちつきすらレアイベントですが、お爺ちゃんお婆ちゃんの世代では年末が普通だったんですって。
今年も大活躍のもちつき機
そんな風習の残る団地のもちつき大会、毎年のつき手不足にくわえ、会場に来る人が減っていることも地味に気にしていました。
「機械化もすすめたし、若者もやって来た。今年のつき手はなんとかなる」(自治会長さん)
「どうやったら人(特に子供)にもっと来てもらえるんだろう」(副会長さん)
あーだこーだ意見を出しますが、皆さん「もちつき」という文化に慣れてしまって、「もちつき+α」をやらないと人が来ないと思い込んでいる節がありました。これが世代間格差か。
「僕は、これだけで十分満足ですけどね。イベントがあるとかより、もちつきを純粋にプッシュしてもらう方が楽しそうですよ。」(ホーリー)
「この新千里西町団地で、子供たちの思い出に残るイベントができたらと思っていたんだけど。そうか、もちつきだけでも楽しいものなんだね?」(副会長さん)
「先週は千里青山台団地のもちつき大会だったんですけど、火を起こすところから始めるんですよ。他のイベントはありませんが、今年も住人がたくさん出入りして賑やかでした。
今は一周まわって、もちつきが新鮮で珍しいんですよ!」
実は、新千里西町団地自治会唯一の男性である副会長さんと、事前に「自治会員だけだともちつき大会の開催すら怪しいから、追加のイベントは無しで、この1本をちゃんとこなそう」って話し合っていました。てへぺろ。
募集もかけたけど、まだ厳しいだろうとの見込み
お婆ちゃまは調理や下準備に奔走してしまうし、ホーリーと副会長さんは つき手にまわる予定。追加でイベントなんて、やってられるかあ!
そこにきて、千里青山台団地は去年も今年ももちつきだけで大にぎわい。新千里西町団地でできないことはないだろうって思い切りました。
嵐の前の静けさ
大量に用意されるお食事
あと、なんとかせねばと思ったのがこの大量に用意する食材。当日の必要な量を弾き出したら、100人分の炊き出しってそれなりの量があります。それを見て当然のように(実際、今まで当然だったんでしょうけども。)
「量が多いから、◯◯さんに車を出してもらわないとね」
「みんなで同じ日に行けるのは◯日だから、買ってきたものは各自で当日まで保管しましょう」
「持つの大変だわ〜 だれか手伝いに来てくれないかしら(チラッ)」
「ポチりましょう」
そうか〜そうだったか〜 ってカルチャーショック。
「お年寄りにこそインターネット」ってどこかで聞いた言葉を思い出しました。この場でホーリーが注文して、前日に届けてもらうということで一件落着。やっぱり団地でパソコン教室やる必要あるかなぁ。
そんなこんなで迎えた当日。巷では爆弾低気圧で気温が急に下がる中、団地の集会場いっぱいに住人の皆さんが来てくださいました! 午前中は風もなく、外でキネを振っていたらいつの間にやら子どもたちが列を作っているではありませんか・・・
1時間通してモチをつき続け、足りなくなったきな粉を(1kgくらいあったはずなのに・・・)買いに走ったりしていたら、写真が1枚もないことに気づきました。背中が寒くなるなう。
あたたまるなう
16升中7升を外でつくという、近年稀に見る快挙をやってのけた今回の新千里西町団地のおもちつき大会。見事 前回を上回る人が来てくれて、おもちと豚汁を食べながら、談笑して帰って行きました。
一応、こんな目的も
そして新たに2組の方が自治会に参加してくださり、自治会長さんもご満悦の様子。どちらも30代のお父さんがいらっしゃるということで、ホーリー的にも嬉しい知らせです。
こうして終わった新千里西町団地のもちつき大会。12月の8日から毎朝もちを食べていますが、17日現在、まだ手元には1週間分くらいのもちがあります。
黒いのは、あんころもちじゃなくて椎茸でした。つらい
「子どもにおもちの味は"あんこ"か"きな粉"かと聞くとみんな、きな粉がいいって言うんですよ。」
「我々が子供の頃は、あんこが甘味の王様だったんですけどね〜」
みたいな会話してたのに。残ったあんこ、どこ行ったし・・・ ともあれ来年は、これも全部ハケるような賑わいになるといいな!