市の80%が森林で、四方を山に囲まれた岩手県遠野市。植えてから5~60年経った木は二酸化炭素をほとんど吸わなくなるため、間伐など手入れの必要があります。

そんな間伐材を使って考え出されたのが、4つのキューブの組み合わせで遊べる、木のおもちゃ。なんとその組み合わせは1296通り。手でコロコロ回していくうちに不思議な物語になります。一人でもグループでも、読み聞かせやリハビリにも、遊び方は工夫次第です。

「ゲームだと一緒に遊べなかったけど、もくもく絵本だと毎日一緒に遊んでいます」購入者からこんな感想が届いています。「だれが・どこで・なにを・どうした」という日本語や英語の基本を学ぶ、教科書の代わりにもなるかもしれません。

ちなみにキューブに描かれたイラストや文字は、レーザー加工機によって焼き付けてあるので、小さいお子様が舐めてしまっても体に害はありません。木に囲まれた場所で生まれた木のおもちゃは、子どもに対して木の良さを伝える“木育”にもなっています。