おいしいお茶が生まれるには、清々しい空気と冷涼な気候、日中夜の温度差が大きい事が挙げられます。和束町は標高が高く冷涼で、昼夜間の温度差が大きい山間地にあり、おいしいお茶が生まれる環境が整っています。
「和束のお茶は薫香やな~」。薫香(くんか)とは聞きなれない言葉ですが、和束のお茶の香りを表現する言葉です。川と森林に立ち込める霧が茶葉をやさしく包み、和束特有の土壌がお茶に自然の芳香を付けてくれます。
現在、和束町で生産される茶葉は京都府産の約半数を占め、その品質からも和束のお茶は全国有数の高級茶の一つですが、「宇治茶」という名前の認知度の前に、和束町のお茶も宇治茶として大半が販売されています。
お茶を愛する人々が紡いでいく日本のお茶の文化。お茶を愛する人々に答える緑豊かな生業の地「茶源郷・和束」。そこで今もお茶をつくる人々などを、そこで生まれたお茶を飲みながら思いをはせるのはいかがでしょうか?
和束町は、周囲を山に囲まれた土地ゆえに、美しい縦畝模様が空に向かって駆け上がるように続く特徴的な茶畑景観が和束町内の各所で見られます。