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キャンプ場最新情報 2003 掲載日:2003/06/06

津南キャンプ場 周辺釣り場情報NO.1

「初夏を迎えた魚野川に渓流シーズン到来!」

 
雪代も落ち着き、津南キャンプ場周辺も本格的な渓流シーズンとなりました。今回より昨年に引き続き、津南キャンプ場フライフィッシング教室でおなじみの手塚太一氏の周辺釣り場情報を定期的にお届けいたします。釣行の際にはぜひご参考にして下さい。



釣行DATA

釣行日時 2003年5月29日 11:00〜15:00
河川名 魚野川
(塩沢町石打〜湯沢町ガーラ湯沢駅下/関越道塩沢石打ICより5分)
※魚沼漁業共同組合管轄
対象魚 主にヤマメ。(他イワナ、ニジマス)
快晴
28℃(11:00)
17℃(12:00)
ハッチ状況 貧弱。エルモンヒラタカゲロウの脱皮殻を多数確認。  南風がたいへん強く水生昆虫の羽化などを確認できなかった。
使用ロッド #3、7’6”
使用リーダー 6X、9’
使用ティペット 6X、4’
使用フライ ドライフライ/アダムスパラシュート#14〜#16
ニンフ・ヘアズイヤー#16


  魚野川は新潟県で最も人気のあるフライフィッシングフィールドです。 上越国境の山々がもたらす豊かな水が多くの魚を育み、また、首都圏からのアクセスも容易で多くのフライフィッシャーが訪れています。

  中下流部は川幅、水量共に大きく、釣り方はダブルハンドロッドにウエットフライのフィールドですが、上流部や多くの支流群は一般的な渓流釣りを満喫できるフィールドとなっています。今回ご紹介する区間は発電のための取水区間であり、本流でありながら遡行しやすく、魚も多い塩沢町石打地区から湯沢町下流です。


石打地区、五十嵐橋より下流を望む


塩沢石打インターから国道17号を湯沢方面に。関山スノーシェルター手前信号を左折するとすぐ五十嵐橋。橋の前後が好スポット。


同五十嵐橋より上流、湯沢方面を望む


これよりしばらくは道路は川と離れるので、時間が許す方はこのまま湯沢町まで釣り上るのもよし、いったん流れから上がり、車で上流へ移動するのもよいと思います。橋手前に空き地がありますので駐車スペースとして利用させてもらうとよいでしょう。


ヤマメ


護岸脇の深瀬でライズ。天候など条件に恵まれれば、もっとたくさんのライズに出会えることでしょう。
 


ちょっと小ぶりですがコンディションは良く、ロッドを気持ち良く曲げてくれました。


関越石打トンネル湯沢口の釣り場



魚野川湯沢地区最下流。ここへのアクセスには国道17号沿いレストハウス越後向いの枝道に入ります。橋の手前に駐車するか、さらに下流に移動するには、狭い農道を利用させてもらうので迷惑をかけないよう気をつけたいものです。


同区間高速道路下


瀬が続く開けた区間ですが意外と釣り人が少なく、釣りやすい区間といえます。高速下の深瀬もよいポイントですが、少し水深のある小さなスポットを丁寧に狙ってみると出会いのチャンスはもっと多くなると思います。


アダムス パラシュート


オリジナルのアダムスとは違い、ボディを沈ませて使うようデザインしたものです。水面羽化の途中をイメージしたもので、ハックルの量も少なめです。



 例年、雪解けの収まるこの時期に訪れるフィールドですが、今年は台風4号の影響か異常に気温が上がり、さらに強い南風が吹き下ろす悪条件での釣行となりました。期待していたエルモンヒラタカゲロウの羽化はさっぱりで、苦戦してしまいました。これから梅雨の終わり頃までが最高の時期、大いに楽しみましょう。



【その他周辺情報】

 紹介しました魚野川には多くの支流があり、それぞれフライフィッシングの名流と言えます。管理する魚沼漁協は積極的に釣り場管理に力を入れ、その一つとして遊漁券のコンビニでの販売がありますのでご利用ください。


ニセアカシア


河畔ではニセアカシアの花が盛り。甘い香りが満ちていました。この花を天ぷらでいただくととても甘くおいしいものです。キャンプ料理の一つに加えては。


レストハウス


17号関山スノーシェルターを出るとしばらくしてレストハウス越後があります。石打トンネル下の釣り場への枝道はこの前から。ここで食事を済ませてから釣り場に向うのも良いですね。となりには温泉もあり仮眠を取ることもできるのがうれしいですね。 

レポート:津南キャンプ場フライフィッシング講師 手塚 太一 氏



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