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キャンプ場最新情報 2003 掲載日:2003/06/27

周辺釣り場情報NO.4(南乗鞍キャンプ場)

「釣りはもちろん、他にも楽しみがいっぱいです」
(青屋川・二又川)

入渓して2投目でフッキング。小さいですが、きれいな魚体を眺めてホッとしました。

 
今回は、乗鞍岳を水源とする大野郡朝日村の飛騨川上流域支流の青屋川とその上流の二又川(南乗鞍キャンプ場より朝日村カクレハ高原方面へ車で45分)をレポートします。今年も昨年の6月初旬にレポートした場所(昨年より少し上流)に決めたのは、昨年夕暮れ時になるとあちらこちらで良型サイズのライズが確認でき、今年も必ず良い釣果があると期待できたからです。



釣行DATA

釣行日時 2003年6月22日9:00〜14:00
河川名 飛騨川支流青屋川・二又川
(大野郡朝日朝日村 寺村地区上流/キャンプ場より朝日村カクレハ高原方面へ車で45分)
※益田川上流漁業協同組合管轄
対象魚 イワナ、アマゴ
曇り
24℃
13℃
ハッチ状況 コカゲロウ、トビケラ
使用ロッド #4−5、8’6"
使用リーダー 5X9feet
使用ティペット 5X
使用フライ エルクヘアカディス#12、オリジナルアント#10




二又川の渓相。浅い流れなので、意外と見落としやすいポイントです。
 


浅瀬の流れにそっとフライを流したところ、このポイントからアマゴが顔をだしました。



オリジナルアント#10。ボディ:ブラック、オレンジファー、ウィング:ホワイトポリウィング、ハックル:グリズリー
 



川を移動中、ほのかな香りが漂い目をやると真っ白なウツギが満開。気持ちが和んでなぜか嬉しくもなりました。



瀬の早い流れで、スーっとフライを流してみると勢いよくでてきました。
 



フライを流す距離は2メートル。ドラッグがかからないように丁寧に。また近づきすぎないように忍び寄って!



初夏も近づくと、魚たちは陸生昆虫を中心に捕食しがち。オリジナルアントをセレクトし、運良くアマゴをキャッチ。
 



待望のイワナ。少し長いトロ場の脇のヤナギの枝下を流してみると、飛びついてきました。



今回は、この橋の上流から入渓しました。
 



フロータント各種。フリーストーンの流れでは持続性を考え、効率的な液体やペースト状のものをお勧め。パウダー系は持続性に欠けます。



果実は味噌付けや果実酒などにするマタタビ。小さな実らしきものがすでに実っていました。


今回の青屋川、二又川の印象として、開けた渓相の所は頭上の枝等にエサ釣り師の残した目印が何ヶ所かあり、魚影が薄いようです。そのような場所でも、イブニングならば十分に楽しめると思います。また、両サイドに柳が生い茂るようなところは、日中でも十分に期待できるので、ポイントに近づきすぎないよう丁寧に流すと釣果があがるでしょう。特に柳の木の下などは見逃せないポイントです。


釣るばかりではなく、入渓して一段落したら、自然の中に目を向けてみるのも楽しみのひとつです。水生昆虫はもちろん、山菜、山野草、秋口にはキノコ類など色々あります。ベストの中にポケット図鑑などを入れておくと釣りの楽しみが広がり、より一層印象深い一日となるでしょう。

レポート:南乗鞍キャンプ場フライフィッシング講師 新井 春国 氏



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