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キャンプ場最新情報 2003 掲載日:2003/07/18

津南キャンプ場 周辺釣り場情報NO.4

「ライズリングが広がります。(清津川・中津川)」

 
今回は渓相も開け比較的遡行も楽な「清津川」と秘境のたたずまいを見せる「中津川」、2河川のレポートをお届けします。人を安易に寄せ付けない深い谷には大イワナが潜み、多くのフライフィッシャーをひきつけています。今回も手塚太 一先生が、釣りのポイントなどを交えながらレポートします。



釣行DATA

釣行日時 2003年7月10日 11:00〜16:00
河川名 清津川
(中里村清津川釜川出合〜程島堰堤下/キャンプ場より車で30分)
中津川
(津南町清水川原堰堤下/キャンプ場より車で30分)
※中魚沼郡漁業協同組合管轄
対象魚 ヤマメ(清津川)、イワナ(中津川)
曇り
26℃(11:00)
清津川:18℃(11:00)、中津川:17℃(15:00)
ハッチ状況 ガガンボのほか確認できず。ただし小型トビケラ類の蛹巣多数(清津川)。オドリバエの飛翔あり(中津川)。
使用ロッド #4、7’
使用リーダー 5X、9’
使用ティペット 6X、2’
使用フライ アダムスパラシュート#14、ヘアウイングカディス#14〜#16、オドリバエ#18


<清津川>

清津川は新潟、長野そして群馬県境を分ける2000m級の山を源にする、信濃川の一大支流です。上流の湯沢町で発電用として取水され、紹介する下流部、中里村区間は水量が少なく生物相が豊かとは言えませんが漁協による放流もあり、また遡行が比較的楽で、むしろ釣りやすい川となっています。



中里村倉俣大橋下より入渓し、平坦な流れを1kmほど釣り上がると、左岸より釜川が合流するプールが現れます。
 


出合の上、当区間の核心部といえる瀬です。水深は膝から腿ほどで、底石も入り、魚のつき場になっているようです。



さらにもう一段上の瀬です。出合上流 の瀬と同様、期待の持てるポイントの 連続です。
 



サイズは15〜6cmと少々物足りないヤマ メですが、瀬の小さなスポットでフラ イをくわえてくれました。



国道と最接近する個所ですので入退渓 が容易です。ただし、スノーシェード 前の農道は右岸に並行していますが車 の乗り入れができませんのでご注意。 国道の退避スペースに駐車しましょう。




<中津川>

清津川と並行するように津南町大割野で信濃川に合流する中津川も長野、群馬両県境に源を持つ支流です。最下流部は取水され、まったく水が流れていない川となっています。新潟県側で水量のある区間は深い渓谷をなし、容易に人を寄せ付けないため大イワナを育む流れとなっています。



新潟県側の中津川で最初の入渓し易い場 所です。谷が深く遡行が困難なこの川で は、一つの場所でチャンスを待つのも方 法です。
 


清水川原橋直下の大プール。右岸の深み が大物を育んでいましたが最近は砂礫が たまってしまい、流れの筋も変わってし まいました。



同プールの最下部です。イブニングライ ズは橋の上流あたりから始まり、時間と ともに下流部に移るのが以前の形でした。
 



手前右、オドリバエ。左、ヘアウィング カディス。奥、アダムスパラシュート。


日のあるうちはオドリバエ、夕闇があたりを包むころに餌生物の流下がピークを迎え、一面にライズリングが広がる素晴らしい場所でした。日中は他の川で釣り、夕方だけここに移動するのが得策かも知れません。駐車スペースとしては、清水川原橋橋を渡ると左岸に川原へ下りる道路があり4輪駆動車なら安心して駐車が可能です。



【その他周辺情報】



秋山郷への入り口、結東集落の観光・温 泉施設です。
 


清津・釜川合流付近に一見、防護壁のよ うにも見える鉄の構造物が出現。アート トリエンナーレ妻有の作品bX9。製作 途中のようですが一体何ができるのでし ょうか。

レポート:津南キャンプ場フライフィッシング講師 手塚 太一 氏



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