最新情報 2003

キャンプ場最新情報 2003

掲載日：2003/10/03

津南キャンプ場便NO.22

「秋深まりゆくキャンプ場で、紅葉を楽しみませんか？」

現在の津南キャンプ場は、初秋から中秋への移り変わりを、五感で実感できます。場内ではススキが穂を広げる一方で、秋ならではの風物詩・紅葉がそろそろ始まろうとしています。秋晴れの真っ青な空に、さまざまに彩られた葉が浮かび上がる美しい風景を楽しめるまであと少し。今回は紅葉情報を、写真を交えながらお届けします。

　現在、キャンプ場の夜間の気温は10度前後と下がってきていますので、キャンプ場より少し高い山伏山やＧサイトの上の山では徐々に黄色が目に付くようになっています。また、薬師湖周辺でも水温の影響でその周囲は気温が低く紅葉が始まってきています。

山伏山

写真では分かりづらいかもしれませんが、山頂の方から徐々に色が変わってきています。

Ｇサイト

ところどころ黄色く紅葉しているのが分かるでしょうか。黄色く紅葉しているのはモミジです。

薬師湖周辺

キャンプ場内で一番最初に木々が色づき始めます。やはりこの季節は湖に近づくとヒンヤリします。

「紅葉の仕組みをご存知ですか？」
　今まで緑色だった葉っぱがなぜ赤や黄色になるのか。それは日中に充分な日光照射で栄養が作られる事と、夜間の低温（寒暖差）により紅葉が始まるのです。特に気温の低下が重要になります。気温が下がると葉っぱに養分が伝わらなくなり、葉っぱに貯えられた糖分が変化し葉緑素を分解します。今まで目立たなかった色が現れ、赤や黄色そして紫などの鮮やかな色となり、美しい紅葉が見られるのです。

津南キャンプ場でよく見られる、紅葉する樹木をご紹介します。

[赤く紅葉する樹木]

ナナカマド

陽射を浴びて深紅に輝き、葉が落ちた林の中でも一番目につきます。

ヤマモミジ

紅葉といえばモミジ。紅葉の代名詞ともいえますね。

ツタウルシ

皮膚の露出、むやみに触るのは禁物。かぶれることがあるので、くれぐれもご注意ください。

ツツジ

キャンプ場の中では、最も早く紅葉します。花もそうですが、深紅に染まったツツジは、今がいちばんきれいに見えます。

[黄褐色に紅葉する樹木]

コナラ

ドングリの木としても知られていますね。ドングリを使ってヤジロベーなんて作ってみませんか。

ホオノキ

ホオノキの葉っぱは大きく殺菌作用があり、昔は食料品を包む葉っぱとして使われていました。大きいので目立ちますね

　「今年の紅葉はきれいだね」、「今年はいまいちだね」と、その年によって違うのは、それぞれの葉っぱにどれだけの栄養が貯えられているかによって違ってくるようです。さて、今年の紅葉はどうでしょうか。今夏は日照時間が少なく気温も低めでしたが、9月に入り気温も高く晴間も8月に比べ多かったので、養分はそこそこ貯えられていると思いますのでまだまだ期待はできると思います。

秋の味覚が食べごろを迎えました！
　 10月に入り津南キャンプ場も更に秋の気配が色濃くなり、前回、前々回ご紹介した山葡萄は紫色に熟し、アケビの実は今が食べごろとばかり実をのぞかせています。また、キノコも徐々に顔を出し始めています。これからまだまだ皆さんの味覚を楽しませてくれる事でしょう。

山ぶどう

キャンプ場周辺のほとんどの山ぶどうが、採ってくださいとばかりに実が色づいています。

アケビ

野鳥や昆虫より早く見つけないと先に食べられてしまいます。小動物にも収穫・味覚の秋なんですね。

　秋晴れの澄んだ青空の下、遊歩道を歩きながら紅葉を楽しむのもよし、ＭＴＢでキャンプ場周辺を駆け巡り、自分のお気に入りのポイントを見つけるのもよし、そして普段見る事がなかなか出来ない薬師湖の湖面上から見るもよし、お好みのスタイルで紅葉を満喫していただけると思います。見頃は、10月の中旬頃の予想。「秋真っただ中」を、家族や気の合う仲間と、津南キャンプ場で楽しんでみてはいかかでしょうか。


	□レポート：津南キャンプ場支配人山田賢司

最新情報 > キャンプ場最新情報2003 >