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キャンプ場最新情報 2004 掲載日:2004/06/18

津南キャンプ場便りNO.13

夏に向けて動植物たちが本格始動!

 
山々の残雪も消え、津南キャンプ場から良く見える苗場山系も緑一色の夏山に変わろうとしています。場内では小鳥たちの囀りが日々多く聞こえるようになり、水辺に目をやるとオタマジャクシたちが早く大人になろうと一生懸命えさを食べている様子が見られます。今回は夏に向けて本格始動した動植物たちをご紹介します。




エゾアジサイ


 


  梅雨入りと同時に山のふもとから咲き始め、今、キャンプ場へ続く連絡道路の側や場内に彩りを添えています。澄んだ青紫色のかわいらしい花の美しさは、思わず立ち止まって眺めてしまうほどです。薬草としての薬効もあり、昔は、解熱・咳止め薬として用いられていたそうです。



ムラサキツメクサ

場内や遊歩道を歩いていると、道の脇 でよく見かけます。花には密があり、 私が子供の頃は花だけ摘み、蜜を吸っ ておやつ替りにしていました。
 
オオバギボウシ

春の山菜です。収穫時期を過ぎると写 真のような薄い紫色のかわいらしい花 を咲かせ、今度は目で楽しませてくれ ています。



ブナ林

津南キャンプ場では、夏本番を前にい ろいろな動植物たちがめまぐるしい速 さで成長しています。




モリアオガエル


 


  毎年この時期になると産卵を行いますが、他のカエルとは違い泡状のまゆを作りその中に産卵します。天気が良く空気が乾いている時は、卵を守るようにまゆの外側は硬くなり中の水分を守ります。やがて湿度が上がり雨が降り出すと、中からオタマジャクシたちがいっせいに出てきます。厳しい自然で生きるカエルたちや他の動物たちの生きる知恵には驚かされます。



カワトンボ



  遊歩道を歩いていると小川のそばでカワトンボに出会いました。オスは艶やかなオレンジ色の羽根を持ち、メスは透明な羽根を持っています。大きさは4cmほどあり、オスの方が少し大きめです。撮影をしていると、仲良く飛んでいきました。



  この時期のおすすめは、たくさんの植物と出会うことができる遊歩道です。緑いっぱいのブナ林の中、清々しい風を感じ小鳥たちの囀りに耳を傾けながらのんびりと歩くことができます。夏を迎える前の静かなキャンプ場で、たくさんの自然をどうぞご満喫ください。

レポート:津南キャンプ場スタッフ 石田 政臣



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