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今回ガイドをしていただくのは、津南町の自然調査などもされている清 水先生です。一人で入ると戻って来れないような外れた藪の中へと、キノコを求めて分け入ります。スギ林、ブナ林に囲まれたキャンプ場は、キノコ採りにはうってつけのロケーション。袋を片手に、まるで宝探しの気分です。ただキノコには、慣れている地元の人たちでも食べられるか、食べられないかの見分けのつかないものが数多くあります。見た目で美味しそうだと判断をして、食べてしまうと大変です。皆さん、先生の説明を真剣に聞かれていたようです。 |
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最初は先生の後を追うように探していた参加者の皆さん。先生が「人の 後を着いていっては、先に採られてしまいますよ」と話しかけると、それ ぞれ自分の目で探し始め、夢中になっていらっしゃったようです。しばら くすると、あちこちで「あったー!」という歓声が! のぞいて見ると倒 れたスギの木に、白く大きなスギヒラタケ力が群生しています。ひとつず つ形が崩れないように採る皆さんの顔は、自分で見つけた喜びに溢れてい ました。今回の収穫はスギヒラタケが主でしたが、キャンプ場周辺にはナ ラタケ、クリタケ、シモフリシメジ等が顔を見せています。 |
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キノコ採りが一息すれば、早速とれたてのキノコを調理します。まだ土 の付いたスギヒラタケを水で洗い、さっとお湯に通してわさび醤油でいただきます。ひとつ口に入れると、お店で買ったものでは決して味わえない、キノコ本来の食感や味を楽しめます。さらにマイタケ、シメジ、エノキなどがたっぷり入ったキノコ汁も作りました。天然のキノコなのでダシを入れずに醤油とお酒のみでも十分旨みが出るんですよ。ほかにも天ぷらや油炒めなどたくさんのキノコ料理を作りましたが、あっという間に平らげてしまうほどおいしかったです。山歩きで疲れていた皆さんも、おいしいキノコ料理で元気を取り戻していたようです。 |
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季節の移り変わりをはっきりと目にすることができる秋は、自然をより身近に感じやすい季節です。キャンプ場では1年で一番短く、そして美しい季節である「秋」を、ぜひ満喫しにいらっしゃいませんか。 |
□レポート:津南キャンプ場 教室担当 末岡 寛隆 |
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